スカイディスク、設備機器のAI異常診断学習モデルをAPIで提供開始

株式会社スカイディスクは、同社が保有している故障予知や歩留まり向上のためのAI学習モデルを、特別な環境構築の必要がないAPI経由で利用できるサービスの提供を開始した。

これまで同社では、主に製造業の顧客向けに、IoT時系列データに特化した AI(人工知能)分析サービスである「SkyAI」を提供してきた。

その中で多くの事業者が課題に抱えていた「設備機器の故障予知」と「検品作業の効率化」を実現するAI学習モデルに関して、新しいデータをインプットすればすぐに判定結果を出せるよう、汎用化・標準化を目指してきた。

従来はAI学習モデルを顧客の環境にインストールし、新たに構築して利用するのが一般的だったが、APIを利用するとWEB経由で同サービスを利用できるので、簡単に素早くより多くの顧客にサービスの提供が可能になる。

今回は音データと振動データの2種類のAI学習モデルをAPIで公開する。すでに持っているデータを連携(※1)すると、API経由で結果を参照できるようになる。

同社のAI学習モデルがそのまま適用できる場合(※2)はすぐに提供可能だ。利用には、音、振動データが必要で、月額10万円〜(※3)の利用料がかかる。

※1 連携方法は、RestAPI、ファイル配置(Amazon S3)、またはFTPサーバー経由となる。
※2 機器によっては、新たにAI学習モデルを作成する必要があり、その場合は追加費用がかかる。
※3 データの量・データ連携頻度によって料金は変更となる。

なお、同APIサービスを利用する企業の他、データ連携が可能なセンサーを提供している企業や、API提供先である可視化サービスなどを提供している企業も募集するとしている。

今後、APIで簡単に利用できるAI学習モデルを拡充予定で、画像データを元に検品業務の効率化ができるAI学習モデルも提供予定だ。

【関連リンク】
スカイディスク(Skydisc)

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