アドバンテック株式会社は、IoT向けの新たなセンシング・プラットフォーム 「タワーライトセンサー XJNE3-BP4009」を本日リリースした。出荷開始は4月中旬を予定しているという。
「タワーライトセンサー XJNE3-BP4009」は、既設の積層信号灯に取り付けるだけで積層信号灯の点灯・消灯・点滅状態を検知し、無線通信で上位システムに送信することができるIoTセンシング・プラットフォームだ。
既に稼働している積層信号灯に同製品を取り付けることで、工場の管理者は工場内の設備の稼働状態を容易に、且つすぐに見える化することが可能になるという。
タワーライトセンサー XJNE3-BP4009の特長は以下の通りだ。
1.電気配線いらずの簡単取り付け ~ あらゆるメーカーの積層信号灯に対応
信号灯の状態検知には光学センサを使用し積層信号灯との電気的な接続を行う必要がないため、あらゆるメーカー製の積層信号灯に対応。
ただし、スペーサによって調整出来る範囲で最大4灯までの積層信号灯に限るという。
また、取り付けに際し稼働中の装置の電源を止める必要はないということだ。
2.バッテリー不要の低消費電力無線通信採用 ~ 主電源はソーラーセル、電源工事も不要
無線通信には、ローム株式会社の技術支援および部品供給により、エネルギーハーベスティングを利用した発電で通信を行うことができる低消費電力無線通信技術EnOceanを採用。
本体に搭載したソーラーセルの発電で通信を行うため、電源工事や定期的なバッテリー交換を行うことなく利用できる。
3.容易にシステム構築が可能、IoTソリューションとの組合せで高いシステム拡張性を提供
タワーライトセンサーから送信された点灯状態データは、USBまたはシリアル接続仕様の受信機によってアドバンテックの産業用コンピュータをはじめ様々なホストコンピュータに取り込める。
ホストコンピュータは、取り込んだデータをEnOceanシリアルプロトコル(ESP)に則ってデータを解釈することで設備稼働状況を把握し、稼働状態の最適化や稼働率の向上を行えるという。
また、EnOceanアプリケーション開発にはSDKも用意されている。
また、アドバンテックのIoTソフトウェアソリューション「WISE-PaaS/RMM」や「WISE-PaaS/EdgeSense」との連携により、収集データをフロア単位や工場単位で集中管理したり、データアナリティクスによる生産性改善に活用することも可能だという。
【関連リンク】
・タワーライトセンサー特設サイト
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