キャップジェミニ・イタリアは、SAPソリューションに基いて、医療診断システムメーカーであるEsaote社の生産プロセスの効率化とTime-to-Marketの短縮、コスト削減を目的としたラピッドなデジタルトランスフォーメーションをサポートしてきた。
Esaote社は、総従業員数1,200名以上、イタリアとオランダに生産部門と研究部門を展開し、世界の画像診断企業トップ10のひとつとして認められているという。
同社は、研究・開発に意欲的に取り組み、30年以上にわたってバイオメディカルシステムの分野で事業を手がけてきた。
同社は、コストを削減するために、サイクルのスリム化を通じて工場の生産プロセスをハーモナイズさせて、生産効率の向上と最適化を実現する必要があった。
また、生産での欠陥を減らしてスクラップやリワークにかかるコストを削減し、プラント保守戦略を修正してコンポーネント全体のトレーサビリティの向上を目指していた。
これらの課題に対処するために、キャップジェミニはセクターのベストプラクティスに従って設計された「LifeSciencesPath」垂直アプローチをベースとしたSAPソリューションを通じて、Esaote社の技術アーキテクチャのハーモナイゼーションとシンプル化を目指したトランスフォーメーションを考案、10カ月以内に完全実装を達成したという。
マシンとのリアルタイム統合、高速なデータ処理そして品質管理フレームワークによって、診断画像をキャプチャして対象スキャンデータと比較して、プローブの正しいセットアップを検証できるようになった。
オペレータと機械との間の物理的な相互作用の必要性を排除したリアルタイム接続により、オペレータはデータの収集と分析、測定の記録に集中することが可能。これらはすべてノンコンプライアンス問題の自動管理によりサポートされているという。
パフォーマンスは現在KPIとアナリティクスを以ってリアルタイムに監視されている。このソリューションは、生産管理による機械、ワークステーション、スキル、オペレーションのラインと実施する必要のあるシーケンスをマッピングするプロセスを定義付けするため、拡張性があるという。
【関連リンク】
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