ハノーバーメッセレポートの第三弾はi Smart Technologies社だ。
既存の産業機械のIoT化を考えると、後付けセンサーで稼働状況を見るのがよいが、高価なセンサーは導入したくないというケースがよくある。
i Smart Technologies社の場合、クラウドの設定に3時間、装置の設置に1時間くらいで設定できるのだという。
そこで、今回は、i Smart Technologiesの代表取締役社長である、木村 哲也氏にお話を伺った。
すでに100社、600ライン程度のデータ活用を進める同社では、タイの工場にも導入が進んでいる。
今回の展示でも、わかりやすくするために、マグネットセンサーを駆動部分につけ、稼働状態を測定をするというものだ。
センサーも簡単で安いものを使っていて、センサー部分が壊れてもラインの稼働自体が停止することにならないということも重要なのだという。
可視化ツールも充実しており、旧型の産業機械を使っている多くの中小工場で、産業機械の稼働状態の可視化をしたり、生産性を測定したりするのに役立つのだ。
旭鉄鋼の社長も務める木村氏ならではの、現場感のあるIoTソリューションは、今後も国内外の企業での導入が期待される。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。