11月27日、NECとFiNCは歩行状態を推定できる、ソリューションサービス「A-RROWG」のクラウドファンディングをMakuakeにてスタートした。
NECの通信モジュール、電源等を内蔵した小さなウェアラブルセンサーをインソールへ埋め込むことによって、歩行状態を高精度に推定する。
そして、この推定結果をFiNC Technologies監修の専用アプリで蓄積したライフログデータを分析し、改善アドバイスやトレーニングを提供するという。
医学の父、ヒポクラテスも「歩くことに勝る良薬はなし」と言っているように、ウォーキングは健康法のひとつとして日常に取り入れている人も多いだろう。
しかし、これは健康維持だけでなく「美しい歩行姿勢」へ近づけるためのソリューションでもあるのだ。通勤中、仕事中、歩く姿勢を気にしたことはあるだろうか。
今回提供される、歩行分析センサ開発で重要視されたのは「日常の自然な歩き方の計測」だ。
小型化を徹底することで、違和感なく靴のなかにセッティングすることができる。
そのため、普段との違いを意識することなく「ありのままの歩容(歩容≒歩行の質)」の可視化に成功している。
使い方はいたって簡単で、普段使う靴に入れて歩き、FiNCが提供するアプリで理想的な歩き方を知る、そしてそれを何度も繰り返すことで美しい歩き方を身につけられるというものだ。
このインソールで測定できるのは、「歩行速度、歩幅、接地角度、離地角度、足上げ高さ、外回し距離、つま先の向き」となっている。
使用にあたっての注意点としては、A-RROWG搭載センサーは電波を常に発しているため、飛行機内への持ち込みはできないそうだ。
海外での活用はもう少し先にはなりそうだが、「健康でいることがカッコ良い」を目指す両社が、今後生み出すソリューションに期待が高まる。
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