年末年始も迫り、職場では忘年会や新年会、親戚での集まり、友人同士の飲み会、といったイベントが目白押しではないだろうか。
運動をサポートするアプリ「SPOBY」を展開するCUVEYESが、20代~50代の働く男女500名を対象に調査したところ、最も運動を怠る時期は1月が29.8%だった。
次いで多いのが12月、2月と続き、12月17.5%、2月14.6%だったそうだ。これからはまさに運動を怠りやすい時期に突入している。
また、運動頻度は「まったく運動しない」が約4割、5年前から太ったと感じるかという質問には全体の約半分が「太った、どちらかというと太った」と回答していた。
アルコールや、外食が増えるとどうしても体重維持が難しかったり、トレーニング時間がとれなくなっていないだろうか。
今回は、年末年始にジムにいかなくとも体型を維持したい、飲みすぎ・食べすぎを防止したい人へむけてIoTガジェット、ソリューションを紹介したい。
腹囲を簡単に計測する -スマートベルト「WELT」
食べ過ぎや、運動不足による肥満を防ぐプロダクトは多くあるものの、普段の生活で毎日サイズを測り記録し続けるのは面倒だと感じる人もいるだろう。計測し、アプリへ記録するといったことが意識せずできれば、煩わしさを感じない。
WELTはベルト式の腹囲計測ができるスマートベルトだ。
WELTでは、普段通りにベルトをつけることで、アプリ腹囲が記録されていくといったもの。加えて、座りっぱなしで動いていない時間も計測してくれる。
これは、動かずに過ごすことで、心臓病の危険性が高まるという研究結果から、普段意識して運動できていない人へむけてアラートも出してくれるようだ。
そして、食べ過ぎたなと思った後、「ベルトを緩める」習慣がある人はその習慣もしっかりと記録される。
食べ過ぎを防止したい、というニーズに加えてまずは自分の状態を見える化、そして日々の計測を継続したいといった人におすすめのプロダクトといえる。
自宅をフィットネスジムへ -スマートトレーニング器具「Move It」
Move Itは、厳しいトレーナーに監視されているかのように自分のトレーニング状態を自動で記録し、アドバイスをくれるソリューションだ。「インテリジェントハンドル」を付け替えることで、このハンドルとスマホが連携でき、様々なレコーディングを行う。
ハンドルにはいくつかのセンサーチップが搭載されており、回数、消費カロリー等が記録できる。もし、正しく負荷がかけられていなかったり、動かされていないとカウントがされない仕組みだ。まさに、トレーナーが自分を監視しているかのように、手抜きを許さない設計になっている。
またスマホのアプリ内にはトレーナー監修で組まれたトレーニングメニューのセットを選ぶことで、効果的なトレーニングを行えるのに加えて、アプリ会員同士で回数などを競うゲーム形式のトレーニングも用意されている。
お互いに励まし合いながら、競いながらトレーニングし、継続できる工夫が盛り込んである。
飲みすぎを見える化し、二日酔いを防止する -学習型アルコールガジェット「TISPY」
立て続けの忘年会や新年会で、思っていたより疲れていて店内で酔って眠ってしまったということはないだろうか。
TISPYは自分のアルコール摂取量を計測し、そして日々の計測データから学習して自分の「酔い」具合を教えてくれるガジェットだ。
ガジェット内には、アルコール検知のためのセンサーとメモリーカードが組み込まれており、体内のアルコール濃度を測定し、データを蓄積、学習する。そのため、使えば使うほどパーソナライズがすすむ仕組みとなっている。
無線LAN機能付きのカードをセットし、スマホアプリと連動することも可能だ。
このガジェットの面白いところは、TISPYに息を吹きかけ、呼気中アルコール濃度を測定しデータを蓄積すると、「今日はペースが速いよ」「そろそろ水を飲んだ方が良いよ」などのアドバイスにくわえ、「あとどれくらい飲めば二日酔いになるか」「酔いがさめるのはいつごろか」といったことを予測してくれるところだ。
現在、「TISPY2」が、販売開始されている。今回も、再び東芝メモリとタッグを組んで多言語対応に加え、友人のアルコール濃度チェックも行えるゲスト機能を盛り込み、カラーバリエーションも増やして登場した。現在、Makuakeでは支援を終了しているものの、Amazonなどで一般購入が可能となっている。
忘年会が立て続けに続く時期には、このガジェットが大活躍するかもしれない。
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