ダンステック事業を展開する株式会社アノマリーは、株式会社NTTドコモと資本業務提携し、世界市場へ展開、メタバースでのダンスコミュニティをはじめ、様々なオフラインコミュニティを形成するプラットフォーマーと組み、新たな経済圏の構築を目指すことを発表した。
2023年には、メタバース上でダンスコンテンツを展開する他、ダンスモーションを活用して、言語コミュニケーションよりも更に直感的にコミュニケーションがとれる言語・会話方法の開発にNTTドコモと共に取り組んでいく。
また同社は、グローバルコミュニケーションの1つとして、非言語コミュニケーションというダンスの特徴に着目し、世界中の人々がモーションで交流しあえる世界の実現を目指している。
そのため同社は2016年から帝人フロンティア株式会社と共同で、モーションデータ用プラットフォーム「MOTIONBANK」を立ち上げ、1.5万を超えるモーションデータを蓄積、ビッグデータとして保有している。
「MOTIONBANK」は、人や動物などあらゆるモーション(動き)をビッグデータ化し、様々な分野へ活用するウェアラブルセンシングのプラットフォームだ。
同プラットフォームでは、帝人フロンティアのモーションセンシング技術を搭載したウェアラブルシステム「MATOUS(マトウス)」を使用し、多種多様なモーションデータを3Dで記録。複雑な動きでも細かいプロセスデータを取得・分析する。1.5万を超えるモーションデータを蓄積、ビッグデータとして保有している。
動きごとに様々な動詞や形容詞のタグで分類管理し、それをAIにディープラーニングさせることにより、タグに合わせたオリジナルのモーションデータを生成することもできるという。
3Dモーションキャプチャーシステムの活用が期待できる分野として、
ゲーム(VTuberやアニメーションキャラクターがモーションの自動生成で踊る)、教育/レッスン(プロのモーションを購入することで、最適なトレーニングを提供)、ロボット(シャンプーやマッサージなど完全に人の動きをトレースしたロボットの制作)、VR/AR(仮想世界でアバターの動きや踊りの生成/コミュニケーションのサポート)、医療(歩き方のモーションデータから病気予防や健康促進をサポート)、危険作業(モーションキャプチャーを活用することで、溶接・工事などを遠隔でVR/AR操作)などが挙げられる。
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