しまうまプリント、全国にいるメンバーを一ヵ所に集める仮想オフィス「VoicePing」を導入

働き方が変わっていく中、住む場所に囚われずに全国からメンバーを採用することが増えてきている。しかし、全国からのリモートメンバーを団結させ、一体感を持ってプロジェクトを進めるには、心理的な部分を含めたコミュニケーションが必要だ。

株式会社しまうまプリントは、仮想オフィス「VoicePing」を導入している。

「VoicePing」は、VoicePing株式会社が提供する、仮想オフィスツールだ。ツール内の仮想オフィスにアイコンが表示され、同じ空間にいるかのようにメンバーとコミュニケーションをとることが出来る。

株式会社しまうまプリントは、ネットプリントのサービスを提供しており、鹿児島県と熊本県に自社工場を運営し、フォトブックや写真プリント、年賀状などのプリント商材を自社生産で行っている。またアプリ等の開発のため、東京都と福岡県に開発拠点を持っており、複数の拠点間を遠隔で連携しながら開発を行っていた。以前は各拠点の近隣に住む社員がその拠点における開発内容に携わるという形をとっていたが、コロナ渦を経てリモートワークを全面的に導入するとともに、済んでいる場所に関わらず開発を行えるように移行した。

しかし、全面的にリモートワークを導入する際には、コミュニケーションの面で難しさがあったという。

そこで、みんなが同じ空間上に集まり「ここにいる人に声をかければリアルと同様に確実な反応がある状態」を当たり前にしたい、と考え、VoicePIngを導入した。

株式会社しまうまプリントの執行役員プロダク開発部部長、関根氏は、「それまでに試してきたツールだと100人ぐらいのうち、30人ぐらいしか同時接続していなかったですが、現在は常に60~70人以上の人が接続しています。リアル商品の開発などで出社もしていますので、全員が全員同時に繋がる訳ではありませんが、みんなを同じ場所に集めるという当初の目的は達成されています」と述べている。

また、同氏は今後の課題として、まだ社員がテレワークを上手にやることそのものができていないと述べている。話しかけやすい環境があり、意思を伝えやすいツールが揃っていても、いきなり話しかけることへの抵抗や、同期・非同期のコミュニケーション方法の使い分けの未熟さなど、ユーザー側のスキルやコミュニケーションに対する意識に向上の余地があるとしている。

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