COMPUTEX2024レポートの第三弾は、Acerのブースから。
AcerもCopilot+ PCの展示を行っていたが、基本的にはWindowsでできることを展示しているに過ぎず、オリジナルのソフトウエアは展示がなかった。
裸眼立体視ソリューション
Acerは、以前から「裸眼立体視可能なPC」を発売しているが、今回体験することができた。
実際にディスプレイに近づいて、普通に画面を見るだけで立体的に映像が浮き上がる。
デモでは、飛行機のパイロットとなって空を飛ぶものや、ストリートファイター6を楽しむものだった。
技術的には、ディスプレイ上部に2つのカメラが搭載されていて、そのカメラが目を認識し、うまく立体に見えるようにリアルタイムに調整するということだ。
何も装着しなくてよい点とPCであれば割とディスプレイと目の距離を固定しやすいので実用性もあるなと感じた。
裸眼立体視を実現するカメラ
実は、この技術について、手軽に裸眼立体視を実現するためのカメラも展示されていた。
Acer SpatialLabs Eyesと名付けられたカメラは、セルフィーミラーや防水性能も持ち合わせている。
オートフォーカスモードとマニュアルモードが搭載されていて、リアルタイムストリーミングも可能ということだ。
VR/ARヘッドセットなどを使って、3D映像をリアルタイムに楽しむことができる。
今回の展示では、オンライン会議をやる際に、このカメラを使って会議をすると、話し相手が立体的に浮き上がるというデモを行なっていた。
単身赴任などで離れた家族などと話す際には、よいソリューションだなと感じた。
他にもe-bikeの展示などもあって、AIだけでない多様なプロダクトを見ることができた。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。