Oculus VRの登場以来、ヴァーチャルリアリティ(以下:VR)の技術が注目されているのは言うまでもない。
一方で、VRを個人で楽しむには、設備も大掛かりだし、費用もかかる。通常、360°の背景画像や、立体映像などを準備することは個人レベルでは難しい。
そこで、3Dコンテンツ制作ソフトウエア「CLIP STUDIO ACTION」の技術を使って、「ニコニコ立体」の3D画像と連動したキャラクターを簡単に動かせるiPhone/Androidアプリである、「ぱられるダイバー」がリリースされた。
パラレルダイバーの使い方は簡単だ。
標準のキャラクターや、自分で制作・登録したキャラクターを選んで、
背景と音楽を選択する。音楽は、自分のスマートフォンの音楽が選べる。
プレイすると、様々なキャラクターが音楽に合わせて踊り出す。
もちろん、360°の視点でキャラクターと音楽を楽しむことができる。
ニコニコ立体との連携には、簡単な掲載申請が必要だが、VR動画の世界を簡単に楽しむことができる。
■ 「ぱられるダイバー」
http://apps.xtone.co.jp/paralleldiver/
「ぱられるダイバー」は、スマートフォン用のVRヘッドセットに対応しており、視聴している音楽のリズムに合わせて踊る3Dキャラクターを、360度好きな角度から自由自在に楽しむことができるアプリだ。また、好みのシチュエーションも選択が可能で、スマートフォンで手軽にVRを体験することができる。
■ ニコニ立体との連携
プリインストールされた3Dキャラクター(※1)に加え、株式会社ドワンゴ及び株式会社ニワンゴが運営する「ニコニ立体」のユーザーが作成した3DCG作品も『ぱられるダイバー』上で楽しめる。
「ニコニ立体」で作成した3DCG作品を『ぱられるダイバー』に掲載するための方法は、作品編集ページで「ぱられるダイバーで鑑賞できるよう申請する」のチェックをオンにするのみと簡易なもので、これにより自身の作品をスマートフォンで手軽にVR空間にて楽しむことができる。掲載申請の詳細は、公式サイト( http://apps.xtone.co.jp/paralleldiver/ )参照。
■ セルシスの技術利用
「ニコニ立体」のユーザーが作成したボーンや物理設定が入っていない3Dキャラクターモデルにモーションを適用できるように、「CLIP STUDIO ACTION」のキャラクターセットアップ技術が使用されている。また、『ぱられるダイバー』および「ニコニ立体」にはセルシスの「Unity用インポート・再生パッケージ」が組み込まれているため、「CLIP STUDIO ACTION」でセットアップされ、「ニコニ立体」に投稿されたキャラクターデータが『ぱられるダイバー』上で動作する。
・ Unity用インポート・再生パッケージ
http://www.celsys.co.jp/clipsolution/action_unity/
セルシスは今後も、アライアンスにおける技術提供等を通じて、クリエイターの創作活動支援を行っていく。
・ その他のアライアンス事例
http://www.celsys.co.jp/clipsolution/
【「ぱられるダイバー」製品版概要】
近年、バーチャルリアリティ(VR)が注目されはじめているが、VRを体験するためには、高額で大掛かりな装置や操作するための特別な知識が必要であり、VRはまだまだ生活に馴染みのない新しい仕組みだ。3Dキャラクターと音楽が連動する『ぱられるダイバー』は、同社システムを利用して開発されたVR対応のアプリケーションだ。
提供者:株式会社エクストーン
タイトル:ぱられるダイバー 製品版
配信開始日:2015年8月18日(火)
App Store URL:https://itunes.apple.com/jp/app/pararerudaiba-vr-heddosetto/id997661374?mt=8
Google Play URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.xtone.paralleldiver
動作環境:iOS8.0以上、Android OS4.4以上推奨
販売価格:無料
利用方法:アプリをダウンロード後、利用可能
公式サイト:http://apps.xtone.co.jp/paralleldiver/
※1「ニコニ立体ちゃん(アリシア・ソリッド)」、「うにー」、「カノ」、「きりたん」、「クラウディア・窓辺」、「Tuneちゃん」、「九十九みる」、「東北ずんこ」、「セリーヌ・P・ニッパーヌ(ニパ子)」、「百枝りのん」、「クリスタ販売ページの例のキャラA」、「クリスタ販売ページの例のキャラB」、「山田ソフィア」、「ユニティちゃん」等。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。