ヤフー株式会社は、おでかけを総合的にサポートするスマートフォンアプリ「Yahoo! MAP」のiOS版において、AR(拡張現実)を活用したナビゲーションサポート機能「ARモード」を本日より試験的に導入すると発表した。
2017年4月にリニューアルした「Yahoo! MAP」は、“迷わないナビゲーション”をコンセプトに従来の地図デザインを大きく刷新した。現在までに、住所から目的地を検索できるようにしたり、ジャンルアイコンを見やすく変更したりするなど、機能追加や改善を続けている。
そして、今回追加された「ARモード」は、iOS11に搭載されたARアプリ開発のためのフレームワーク「ARKit」を活用した機能で、カメラで写した実際の風景に、ルートや看板などのナビゲーション要素をビジュアルとして重ねることで、目的地までの方向や距離を立体的に確認できるという。
「ARモード」は、目的地への徒歩ルートを検索した後、画面右上の「ARモード」を押すことで起動する。端末のカメラを通して画面に写し出された実際の風景に、方向を示す「矢印」や残りの「距離」、曲がり角を示す「看板」を浮かび上がらせる。
また、ユーザー自身が歩いた道のりに「足跡」のビジュアルを残すことにより、道に迷いにくくする工夫を施しているという。
「足跡」は、通常「靴跡」のビジュアルを表示するが、機能を使用する頻度によって、「裸足」「犬」など数種類のビジュアルが登場する場合があり、ユーザーを楽しませる仕掛けが用意されている。
さらに、目的地では、Yahoo! JAPAN公式キャラクターである「けんさくとえんじん」の「けんさく」が、手を振って出迎えるということだ。
ヤフーは、試験的に導入した「ARモード」は、ユーザーの安全性や使いやすさを高めるため、導入後も検証を重ね、機能の充実、精度の向上を目指していくとした。
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・ヤフー(Yahoo)
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