株式会社協和エクシオは、情報通信インフラの構築をはじめとする通信インフラ事業に、新たにクラウド技術を組み合わせたクラウド総合エンジニアリング(※)分野を強化する。
新たな取り組みとして、2018年度までにエクシオグループ全体で2,000名のクラウド技術者を育成し、全国でクラウド総合エンジニアリングを提供できる体制を構築する。この取り組みのもとで、日本マイクロソフト株式会社と連携し、2020年度にはクラウド総合エンジニアリング分野で100億円以上の事業規模を目指す。
※クラウド総合エンジニアリング:クラウド技術・サービスと連携したネットワーク・システムエンジニアリング
同社は、「トータルICTソリューションをグループ一体で推進し、価値創造と成長基盤を確立する」という中期ビジョンのもと、グループ一体で中核事業である通信インフラ構築関連事業を基盤とした成長事業の拡大に取り組んでいる。特にクラウド関連分野は同社の強みを活かせる成長分野として、積極的に取り組んでいる。
今回の取り組みは、同社が創業以来培ってきた、情報通信に関わるすべての設備について企画・設計から施工、運用・保守までの一貫したサービスを全国で提供する技術と体制に、マイクロソフトのクラウドサービスを組み合わせ、クラウド総合エンジニアリングを提供するものだ。
【具体的な取り組みについて】
(1)マイクロソフトクラウド技術者の育成
同社は既に、大規模IPネットワーク網構築の経験を有するネッワーク機器ベンダ系資格者約900名(CCIE等)、およびマイクロソフト認定資格者約600名(MCSE等)、サーバ系認定資格者約1,000名(Oracleプラチナ、LPIC-L3等)の技術者を有しており、この技術者を中心にマイクロソフトが提供する「Office 365」、「Microsoft Azure」に対応したトレーニングを順次展開し、エクシオグループ全体で2018年度までに、2,000名のクラウド技術者を育成する。
(2)日本マイクロソフトと連携した事業展開
マイクロソフトのクラウドを利用する利用者向けに、同社のエンジニアリング技術の強みを生かし、クラウド総合エンジニアリングの提供を行う。
主な分野として、
①マイクロソフト提供のOffice365(Skype for Businessなど)を活用した利用者システムの構築・運用
②マイクロソフト提供のIoTSuite(高度なビッグデータ分析など)を活用したセンサネットワークの構築・運用
③マイクロソフトのクラウドサービスと連携した、シンクライアント・仮想化環境の構築・運用
を中心に取り組み、早期にマイクロソフトのクラウドコンピテンシーのGoldを取得するとともに、2020年度にはクラウド総合エンジニアリング分野で100億円以上の事業規模を目指す。
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