株式会社ウフルとMS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、ウフルが事務局を務める「IoTパートナーコミュニティ※」での取り組みを通じて連携し、IoT機器提供事業者のリスクを総合的に補償する「IoT事業者向け補償プラン」をあいおいニッセイ同和損保が発売する。
近年、成長著しいIoT市場は、今後、2022年までに市場規模が12兆円まで拡大すると見込まれている(IDC Japan株式会社調べ)。一方、IoTによりモノがインターネットにつながることで、IoT機器を製造する事業者は、製造事業者としてのPL法リスクに加え、IoT機器を経由したサイバー攻撃等、IoT機器特有のリスクなども懸念される。
そこで両社は、IoT提供事業者を取り巻く環境を踏まえ、顧客が簡便に必要な補償に加入できるIoT事業者向け補償プランを開発した。特長は以下の通り。
- 必要な補償のパッケージ化
これまで別々の保険商品で提供していた下記の補償をパッケージ化することで、1つの保険商品でさまざまな事故に対応できる分かりやすい商品設計としている。
・生産物賠償責任保険:生産物に起因する対人・対物事故に対応
・サイバーセキュリティ保険:IoT機器を経由したサイバー攻撃や情報漏えいに対応
・包括職業賠償責任保険:生産物に起因する対人・対物事故以外の経済的損害に対応 - 顧客の業務範囲に応じたオプション補償
工場向けのIoT機器を提供する顧客や消費財としてのIoT機器を提供する顧客に必要な下記補償をオプションとして用意することで、業務範囲に対応した柔軟な商品設計。
・IoT機器付随業務危険補償特約:IoT機器の設置中等の対人・対物事故に対応
・リコール費用拡張補償特約:IoT機器のリコール費用に幅広く対応
※2016年5月設立。ウフルが事務局を務め協創を通じて、IoTビジネスを推進するコミュニティ。IoTにより実現される「全てがつながる世界」を目指し、コミュニティに参加する企業・団体等がベンダーフリーで相互に協創しながら、オープンイノベーションを通じてビジネスを創出することを目的としている。参画企業数58社(2018年9月時点)アドバイザー、協力企業・団体含む。
【関連リンク】
・あいおいニッセイ同和損保(Aioi Nissay Dowa Insurance)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。