オン・セミコンダクターの日本法人オン・セミコンダクター株式会社は、AX-SIP-SFEU SiP(System in Package)ソリューションでCE認証を取得したと発表した。これは、同デバイスが欧州経済地域で販売される製品に適用される衛生、安全、および環境保護の基準に適合していることを示すという。
AX-SIP-SFEUは、ビルオートメーション、ホームオートメーション、およびセンサ、資産追跡を含む、産業用IoTアプリケーションで、Sigfoxコネクティビティ(アップリンクおよびダウンリンク)の機能を提供する。
SiPは、Sigfox無線IC、ディスクリートRFマッチング、必要なすべての受動部品、およびファームウェアを1つの小型ソリューションとして集積することで、サプライチェーンを簡素化し、全体的なデバイス品質を向上しているという。RF送受信機は、RC1ゾーンネットワークに対してSigfox認証を取得。
小型の7mm × 9mm × 1mmのコンフォーマルコーティングされたパッケージに収納されており、PCBモジュールベースのソリューションの10パーセントしか占有しないため、スペースの限られたリモートIoTアプリケーションで使用できるという。
また、超低電力設計により、スタンバイモード、スリープモード、およびディープスリープモードの消費電流は、それぞれ0.55 ミリアンペア、1.2マイクロアンペア、180ナノアンペアと小さく、IoTアプリケーションで一般的に見られる小型バッテリで駆動できる。
AX-SIP-SFEUには、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)インタフェースを介して接続する。ATコマンドを使用して、フレームの送信および無線パラメータの設定を行う。またAPIのバリエーションが用意され、顧客は独自のソフトウェアを作成して、真の単一チップソリューションを実現できるという。
【関連リンク】
・オン・セミコンダクター(ON Semiconductor)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。