駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa 株式会社は、奈良県生駒市と、駐車場シェアリングに関する連携協力に関する協定を締結した。なお、akippaが自治体と連携協定を締結するのは初。
連携協定の目的
- 生駒市内における駐車場不足による交通混雑の解決
- 市内の遊休資産の活用
- シェアリングエコノミーの促進
車での移動が多い地方都市において、特に週末や、地域のイベント時などに発生する交通混雑は地域の課題となっている。また、住宅地においては、来客用駐車場の不足による路上駐車も多発している。
akippaではこれまで、予約制駐車場を導入したことでスタジアム周辺の交通混雑が解消された事例や、迷惑駐車の防止に繋がった例等の実績がある。そのノウハウを生駒市にも導入することで、生駒市の課題解決を目指すという。
免許返納で車を手放す高齢者の増加などにより、市内には多くの使われていないスペースがある。そのような遊休資産を活用し、市民・市内事業者の収益増にも繋げていくとのこと。
日本における駐車場シェアリングの利用は、ライドシェアや民泊の4.9%を上回るものの9.1%とまだ低い現状(総務省「平成30年版 情報通信白書」)。自治体が積極的に周知することにより、サービスの利用に対するハードルを下げ、シェアリングエコノミーの利用促進をしていくという。
連携協定の概要
以下3つの取り組みを進めている。
- 生駒市内においてakippaを積極的に展開
- 生駒市は、akippaのサービスを市民向けに積極的に周知
- 生駒市が所有する未利用地の一部を、akippaにて活用
akippaは、生駒市内で駐車場の展開を進める。特に複数路線が乗り入れる生駒駅周辺や、南コミュニティセンターせせらぎ周辺等の公共施設でのイベント開催時に、駐車場不足による混雑の緩和を目指す。
生駒市の広報誌「いこまち」、生駒市ホームページ、自治会回覧板等を活用し、akippaとの取り組みを市民に周知する。最初の取り組みとして、「いこまち」2018年12月1日号にてakippaを紹介予定。
生駒市の所有地の一部のうち、当面の利用予定の無い未利用地について、実証実験としてakippaの活用を開始する。市役所前の土地から開始し、今後も市所有の未利用地の一時的なakippaの活用検討していく。
駐車場名:生駒市役所前駐車場
駐車場住所:生駒市東旭ヶ丘170-56
利用可能時間: 毎日、24時間
利用料金: 600円(税込)/日
※11月末までは、キャンペーン価格 540円(税込)/日
※日によって変動の可能性あり
貸出台数: 7台
予約開始日:2018年11月2日(金)
利用開始日:2018年11月9日(金)
【関連リンク】
・あきっぱ(akippa)
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