無線LAN製品の開発、製造、販売を行うTP-Linkの日本支社である、ティーピーリンクジャパン株式会社(以下、TP-Link)は、トライバンドとIoTに対応したメッシュWi-Fiルーター「Deco M9 Plus」を11月15日に販売開始する。想定販売価格は、1ユニットパック税込19,900円前後、2ユニットパック税込37,700円前後だという。
「Deco M9 Plus」は5GHzと2.4Ghzの合計で最大2134Mbpsの通信速度を実現し、2ユニットパックでは420㎡の範囲をカバーすることが出来るなど、広範囲で高速かつ安定したネットワーク通信を可能にするという。また、音声コントロール対応、専用アプリ「Deco」使用することで家のIoT対応製品を一元管理することが出来る。
「Deco M9 Plus」の特徴は以下の通り。
- トライバンドに対応し、高速通信を実現
3つのWi-Fiバンドを備え、1つをDeco同士の通信に割り当て、残る2つを端末との高速通信に使用することが出来る。867Mbps(5GHz)×2および400Mbps(2.4GHz)の合計最大2134Mbpsといった、高速のWi-Fi接続を提供。また、Qualcomm製クアッドコアCPUにより、混雑しているネットワークのトラフィックを処理することができ、最大100台以上のデバイスにラグフリーのWi-Fi接続を提供する。 - 広範囲のWi-Fi環境を実現
メッシュWi-Fiの最大の特徴はWi-Fi接続範囲。2ユニットパックでは、420㎡の範囲をカバーできる。(自宅の広さに合わせて、Decoを新たに購入・追加することで、接続範囲をさらに拡大することが可能)また、最大1500Mbpsのバックホールスピードによって、Deco同士を遠くに配置しても、高速かつ安定なWi-Fi接続を実現することが出来る。(「Deco M5」等、他のDeco製品との併用も可能。) - 自宅のIoT製品をアプリで一元管理
「Deco M9 Plus」はIoT製品のハブとして機能し、アプリ「Deco」を使用して、自宅内のIoT製品を一元管理することが出来る。Zigbee、Bluetooth、Wi-Fiなど様々なデバイスと動作するだけでなく、フィリップスHue、GE、Kwiksetなど主流なスマートホームブランドの製品との互換性を持つ。Amazon Alexa、IFTTT対応。 - 自宅全体にラグのないシームレスなWi-Fi環境を提供
複数のDecoユニットを使用する場合でも、常に統合された1つのSSIDと3つのバンドを使用しているため、ユーザーにとって、最適な接続経路を自動的に判定し割当てる。一つの接続経路が繋がらない場合でも、セルフヒーリングによって、自動的にほかの経路を介してインターネットに接続することが出来る。 - インターネットに接続されている全てのデバイスを保護
「Deco M9 Plus」に内蔵されているセキュリティシステムであるHomeCareによって、接続されている全てのデバイスをインターネット上の脅威から保護。また、保護者が制限機能を活用することで、家族それぞれのプロファイルを作成し、それに合わせた利用時間やコンテンツ制限を設定することが可能。
また、MU-MIMOギガビット無線LANルーター「Archer A2600」を12月上旬に発売予定。想定販売価格は、税込11,080円前後だという。主な機能は以下の通り。
- エアタイム フェアネス:接続中のデバイスのバランスをとることですべての機器のスループットを向上
- VPNアクセス:Open VPNとPPTP接続でプライベートネットワークへ安全に接続
- バンド ステアリング:接続している各デバイスへ自動的に最適なWi-Fiバンドを割り当て
- IPTV:IGMPプロキシ、スヌーピング、ブリッジに対応しているためIPTVストリーミングを最適化
- ビームフォーミング:指向性のWi-Fiを各デバイスに集中的に送ることでより強力な接続を確立
- MU-MIMO対応
- Amazon Alexa、IFTTT対応
【関連リンク】
・ティーピーリンク(TP-Link)
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