TOP >
ニュース > ソニー、LTE通信向けモデムチップ技術を保有するアルティア社を買収し、IoTビジネス拡大へ
ソニー株式会社は、Altair Semiconductor(以下、アルティア)の買収について同社及びその主要株主と合意したと発表した。
買収金額は、212百万米ドル(約250億円*)。
同件取引は2016年2月初旬に完了する予定だ。
アルティアは、モバイル機器のデータ通信技術規格であるLTE(Long Term Evolution)向けモデムチップ技術とその関連ソフトウェアを有している。イスラエル国に本社を置き、LTE技術に特化した製品の開発と販売を行っており、高性能で低消費電力、低コストのモデムチップ製品等を提供している。
LTEとは、既に携帯電話のデータ通信で幅広く利用されている、第4世代移動通信システム(4G)のデータ通信技術規格で、IoTを実現する通信手段の一つとしても有望視されている。今後、様々なモノへ通信モデム機能を持つデバイスが搭載され、高いセキュリティを持ちながら、クラウドコンピューティングを活用した各種ネットワークサービスに接続できる環境の実現が期待されている。
アルティアの買収により、ソニーは今後、同社の既存ビジネスの拡大を図るのみならず、センシングデバイスにおける新たな技術開発も進めていく。
ソニーの持つGNSS(Global Navigation Satellite System)、イメージセンサーを始めとするセンシングデバイス技術と、アルティアの保有する高性能で低消費電力、低コストを実現するモデムチップ技術を、さらに進化させて組み合わせることにより、通信機能を持った新たなセンシングデバイスの開発に向けて取り組んでいくという。
これにより、今後拡大が期待されるIoT機器やウェアラブル端末などに向けて、通信とセンシングの機能を併せ持つデバイスの提供と、これらデバイスを用いたLTE通信によって実現できる新たなソリューションの提案を目指す。
*1ドル=118円にて換算
【関連リンク】
・ソニー
・アルティア
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
生成AI活用ガイド
RAG技術で生産性を向上させるGoogleのAI「NotebookLM」とは?活用法や企業での活用事例も紹介
生成AIで無駄な会議をなくす?議事録にAI活用し「生産的な議論と問題解決の場」へと変革するヒントを紹介
最新の「Copilot」は何ができるのか?Microsoft AI Tour Tokyoで語られた活用方法
NVIDIA、新プラットフォーム「COSMOS」を発表、物理AIの時代における日本の存在価値 ーCES2025レポート2
【無料】デジタルでつながるビジネスの未来|10/18東京、11/14大阪|UCHIDAビジネスITフェア2024|セミナー&展示会
業務で活用されればされるほど企業の差別化要素となるAI実現へ向けた挑戦 ― 砂金氏インタビュー
PwCコンサルティングが「生成AIに関する実態調査2024」を発表、効果を実感している企業の特徴とは
ASUS、AI PC向けソリューション搭載PCを発表 ーCOMPUTEX2024レポート2
NVIDIAが台湾コンピュータ産業を牽引するか ーCOMPUTEX2024レポート1