産業用3Dプリンターの導入は、運用に必要な付帯設備の構築にかかる初期費用に数百から数千万円、年間では人件費やメンテナンスコストとして数百万円かかり、コストやノウハウの蓄積がなく導入を断念するケースが多くあった。
そこで、合同会社DMM.com(以下、DMM)は石川県加賀市に東京ドーム2個分の敷地内にある物流センターに3Dプリントセンターを保有し、産業用のプリンターから小型プリンターまで、数十台のプリンターで顧客から預かった3Dデータの出力である「受託造形サービス」をメインに展開している。この設備を活用することで導入を検討している企業に対し、低コストで3Dプリンターの使用を実現することが可能となる。
今回、DMMは、同3Dプリント事業で、XYZプリンティングジャパン株式会社(以下、XYZ)と正規パートナー契約を締結し、産業用3Dプリンターの販売ノウハウと豊富な販売ネットワークを持つ株式会社イグアス(以下、IGUAZU)とのパートナー契約のもと、XYZが製造販売するプリンターの販売・運用代行サービスを開始した。
XYZとの正規パートナー契約により、顧客が購入したXYZの3Dプリンターの「管理・運用・保守の全て」を年間固定費と材料費のみでDMMが代行する。顧客が購入した装置は、DMMが保有する3Dプリントセンターで厳重に管理し、3Dプリンターの運用経験をもつプロのスタッフが運用する。
万が一、装置のメンテナンスや故障時などで稼働できない場合、DMMが保有する装置の無償活用ができるため、生産を止めることなくリスクの少ない運用が可能だ。
※コストは一例となり、レーザー焼結型のナイロン機を想定
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