ビーコンは、位置情報信号を無線通信Bluetoothなどで発信する機器だ。これを受信するスマートフォンやタブレットなどの端末の位置を測定することで「ナビゲーションサービス」などのシステムに使用される。ビーコンはGPSの電波が届きにくい屋内や地下施設で、スマートフォンなどを用いた位置情報案内サービスや店舗からのクーポン配信などに広く活用されつつあり、今後、さらなる需要拡大が見込まれる。
これまで、ビーコンの多くが1次電池を搭載しており、電波の減衰を防ぐためビーコンを地上2m程度の高所に設置する必要があることなどから、電池交換などの定期的なメンテナンス作業が発生するという課題があった。
そこで、シャープ株式会社は、高い発電効率を実現した色素増感太陽電池を電源とする、バッテリー交換不要のビーコンを開発した。同ビーコンは、50lx程度の低照度でも安定的に動作し、メンテナンス作業が不要だ。
同製品は、清水建設株式会社の屋内外音声ナビゲーションサービス向けに、先月末に納入された。
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