ジョイズ株式会社(以下ジョイズ)は、予約不要・話し放題のAI英会話アプリ「TerraTalk(テラトーク)」を開発し、Google PlayにてAndroid版のべータ提供を開始した。
また、昨年2015年6月にインキュべイトファンドを引受先とする総額1.5億円の第三者割当増資を実施したと、あわせて発表した。
AI・言語処理による英会話レッスンのスケール化
一般的な英会話レッスンでは、講師自身の知識や興味、用意された教材によって内容が制限されてしまい、生徒自身が本当に学びたい英語を学べないことがある。
TerraTalkでは、趣味から仕事まで様々なシーンをロールプレイ方式でモデル化。AI・自然言語処理技術によってスケールさせることでこの課題を解決し、ひとりひとりのニーズに合った高品質なレッスンを予約不要・話し放題で提供する。
ローンチ時点で12のキャラクターが取り揃えられ、2016年12月末までに100キャラクターまで拡大する見込みだ。各キャラクターには2分程度の会話を楽しめるシチュエーション別レッスンが10〜15つ入っており、ローンチ時の総レッスン数は約170だ。
アプリ内のコンテンツはすべて10倍以上の倍率を突破した経験豊富な英会話講師陣によって監修されており、学習のツボを押さえかつ「生きた」英語を用いたレッスンが提供される。
海外旅行など英会話において定番のコンテンツに加え、趣味やライフスタイルに密着したもの、職業別にすぐに仕事で使えるものを開発し、様々なニーズに応えていく。アプリ内では生徒からのコンテンツのリクエストが可能となっており、人気のものから実際の制作に反映する予定だという。
独自開発のスピーキング評価技術によって上達を実感
継続が必要な英語学習において、上達の実感はモチベーションの向上のためにきわめて重要だ。TerraTalkでは、独自開発技術により生徒のスピーキングを瞬時に評価。各レッスン毎に「発音」「流暢さ」「表現」を点数化することで、生徒の学習を助ける。
ジョイズでは今後、スピーキング評価エンジンのさらなる信頼性向上に加え、評価結果や履歴をもとに生徒の英語力向上に寄与する機能の開発に取り組んでいく予定だ。
ユビキタスな語学を目指して
ジョイズでは、AI技術による言語教育ビジネスの大変革をミッションとして、技術、教材、ユーザー向けサービスの開発を進めていく。
【関連リンク】
・ジョイズ(Joyz)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。