株式会社NTTデータ イントラマートは、外食産業大手コロワイドの子会社であるワールドピーコム株式会社と提携し、店舗における電力削減を目的としたIoT実証実験を開始することを発表した。
同実験では、イントラマートが提供するシステム共通基盤「intra-mart」に搭載される『IoTモジュール』『プロセス管理モジュール』を活用したセンサー情報を基に、店舗の電力状況を監視・把握、自動分析し、現場へ状況を通知して改善策を促すプロセスを確立させ、10%以上の電力コスト削減及び化石燃料使用量の削減を目指す。さらに、このプロセスをクラウド(M2Mソリューションズ株式会社のクラウドサービスを想定)で展開することで、初期コストを抑え、利用形態に合わせたスケーラブルな運用を可能にし、同時に本部側での各店舗の電力分析と店舗間の電力削減ノウハウのスムーズな共有を実現する。省エネに対する節約意識や気配り意識の醸成など、従業員の育成効果も期待できる。
従来はデータアナリストの属人的な分析とスクラッチによるシステムへの実装が必要となっていた為、利用開始までには費用と時間が掛かっていたが、「intra-mart」を活用する事により、コストを抑制した短期導入が可能となる。「IoTモジュール」を通じて様々なセンサー情報を取り込み、プロセス管理を実現することで、利用企業には処理とプロセスの資産化が可能となる。
なお、システムを利用する端末としては、ワールドピーコムが提供するスマートワイヤレスルータ(多機能無線ルータ)及びオーダー端末として実績の高いタッチパネル式端末『メニウくん』をWeb端末として利用し、店舗での保守性とサポート性の向上も目指す。今後は、病院、ホテル・旅館、コンビニエンスストアなど、幅広い業界での展開を予定している。
【関連リンク】
・NTTデータ イントラマート(NTT DATA INTRAMART)
・コロワイド(COLOWIDE)
・ワールドピーコム(WORLD PICOM)
・M2Mソリューションズ(M2M SOLUTIONS)
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