人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手がける株式会社UBICは、1年間にわたり、神奈川県警察 サイバー犯罪対策課に対して行ってきた高度調査解析技術の初年度の研修が終了したこと、ならびに2016年4月よりさらに1年間継続し、研修を行なうことを発表した。
今回の研修は、近年、サイバー犯罪を含め犯罪行為の複雑化や手口の巧妙化が進み、デジタルデータ等の調査解析が捜査において重要となっていることを受け、2015年4月1日より開始された。
UBICは、デジタル・フォレンジック製品の提供ならびに独自開発の人工知能「KIBIT(キビット)」をはじめ、高度な解析技術を用いた国際訴訟や民事訴訟における証拠や不正の痕跡の発見を行う技術を保持している。
UBICは、今回の研修において、人工知能をはじめとする最新技術の活用やデータの取扱い方、管理・報告まで多様なカリキュラムを提供し、神奈川県警察のサイバー犯罪における捜査技術・手法の高度化を支援。
研修を受けた課員は「実践的な研修を通じて、今ある犯罪に対応する技術だけでなく、将来を見越した備えや着眼点、心構えも身につけることができました。」と述べています。さらに技術と対応力を高めるため、2016年度も継続して研修が行われるという。
2016年3月29日には、1年間の研修期間の終了を受けて、研修を受講したサイバー犯罪対策課の課員に対して修了式を執り行い、UBICが定めるフォレンジック調査士の認定資格となるUCE(UBIC Certified Examiner)トレーニングの修了証書の授与が行われた。
【関連リンク】
・ユービック(UBIC)
・神奈川県警察(Kanagawa Prefectural Police Department)
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