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富士通・オリックス・増田採種場、静岡県磐田市でのスマートアグリカルチャー事業の開始

富士通株式会社、オリックス株式会社、株式会社増田採種場は、農業を基点とした地方創生の実現に向け、静岡県磐田市に、「株式会社スマートアグリカルチャー磐田」(以下、スマートアグリカルチャー磐田)を4月1日に設立し、スマートアグリカルチャー(※)事業を開始した。

「スマートアグリカルチャー磐田」は、株主3社の専門性に加えて、磐田市、種苗会社、農業生産者、流通・食品加工会社、学術機関、農業機械・資材メーカーなど、業種・業態を越えたパートナー企業・団体の知見を融合させ、食・農全体のバリューチェーン(種苗~生産~加工・出荷~販売など)において新たなビジネスモデルの共創を図り、強い農業づくりを実現していく。

 

※スマートアグリカルチャー:
ICT/テクノロジーを利用した農業技術のこと。農作物の育成工程にセンサーやビッグデータなどのICTを活用して、生産性や品質を高める。基本となる栽培環境はハウス栽培で、環境制御を行うことで季節や天候、場所に左右されずに農作物にとって理想的な環境を作り出す。

 

「スマートアグリカルチャー磐田」の概要

会社名

株式会社スマートアグリカルチャー磐田
英文: Smart Agriculture IWATA co, ltd
愛称: SAC iWATA(サークイワタ)

施設概要

名称 施設面積
ケールハウス 約0.5ha
トマトハウス 約1.2ha
パプリカハウス 約1.8ha
葉物野菜ハウス 約0.7ha
種苗研究ハウス 約0.5ha
富士通・オリックス・増田採種場、静岡県磐田市でのスマートアグリカルチャー事業の開始
ケールハウス(土耕)外観
富士通・オリックス・増田採種場、静岡県磐田市でのスマートアグリカルチャー事業の開始
ケールハウス(土耕)内

今後のスケジュール (高見丘地区)

施設着工 : 2016年4月
施設完成 : 2016年内予定
栽培開始 : 施設完成後、順次

主なビジネスモデル

・市場のニーズに適合した商品の提供を行うマーケットイン型の生産・加工事業
・種苗会社や農業生産者の自然環境や市場変化に適合した事業(安定品質・安定コスト・安定生産)の実現を支えるインフラアウトソーシング事業
・日本の強みである種苗事業の高付加価値化を実現し、日本の農業に新たなライセンスビジネスをもたらす種苗ライセンス事業

主なパートナー企業(50音順、4月1日時点)

・農業生産者:アグリ・ベリー、グロー、宮本農園
・種苗メーカー:アサヒ農園、ベルグアース、横浜植木
・農業コンサルティング会社:アグリコネクト、アグリコンサルティング

 

【関連リンク】
富士通(FUJITSU)
オリックス(ORIX)

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