Facebookで写真機能を導入したのは十数年前、以来友達や世界中の人たちと様々な体験をシェアする人気の方法となった。おもしろスナップから人生の節目の記念写真まで、あらゆる写真が1日あたり何億枚もFacebookでシェアされている。
今回初めて、Facebook上で360度写真(全方位写真、全天球写真)を簡単にシェアできる「360写真」が利用できるようになった。スマートフォンでパノラマ写真を撮影するか、全方位写真アプリや全方位カメラで360度全方位の写真を撮影し、通常の写真と同じようにFacebookに投稿すると、「360動画」 と同じように没入感のある360写真に変換されるという。
360写真は右上にはコンパスのアイコンが表示され、ニュースフィード上でも簡単に見つけることができる。携帯端末で楽しむには、写真をタップしドラッグするか、端末を動かすことで写真を操作でき、デスクトップWeb上ではクリックしドラッグするだけ。360写真を使うことで、国立公園の中をハイキングしたり、美術館の中を巡ったり、結婚式に参列したりといった思い出深い瞬間をより臨場感ある形で、友達も一緒にいたかのように体験できる。
友達や家族からの投稿だけでなく、著名人やメディア、その他の団体による高品質な360写真も楽しめるようになる。たとえばポール・マッカートニーが10万人のファンを前にステージに立つ場面や、ニューヨークタイムズ紙による最高裁判所の舞台裏、 NASAによる国際宇宙ステーションの様子などが体験できる。
ニュースフィード上だけでなく、OculusがサポートするSamsung Gear VRでFacebookの360写真を仮想現実空間(VR)の形で楽しむことも可能だという。対応のサムスンの端末を利用中に写真左上の角の「View in VR(VRで見る)」をクリックし、端末をGear VRにセットすれば、没入感あるVR環境で360写真を体験できる。
360写真の閲覧は本日6月10日から、FacebookウェブサイトならびにiOS版、Android版の最新版Facebookアプリで利用できる。360写真の投稿は、今後数日かけて徐々に利用範囲が広がっていくという。
360写真の利用方法
- iOS端末やSamsung Galaxy端末でパノラマ写真を撮影、または全方位カメラアプリや全方位カメラで撮影。
- Facebookアプリを起動し、通常の写真と同様にパノラマ写真や全方位写真を投稿しシェア。「いまなにしてる?」投稿欄をタップし「写真・動画」を選択、シェアしたい写真を選択し「投稿」をタップ。
- 投稿が完了したら、写真を確認。写真にコンパスのアイコンがついている全ての360写真は、携帯端末を動かすか指でドラッグすると写真を360度全方位みることができる。写真をタップすればフルスクリーンで閲覧可能。
- Samsung Gear VR対応端末では、360写真の左上に「View in VR(VRで見る)」のボタンが表示される。このボタンをタップしGear VRヘッドセットに携帯端末をセットすると、360写真をVR環境で楽しむことができる。
【関連リンク】
・フェイスブック(Facebook)
・360写真(360 Photos)
・360動画(360 Video)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。