総務省では、「IoTサービス創出支援事業」に係る提案の公募を行い、外部有識者による評価を踏まえ、委託先候補を決定した。
事業概要
情報通信審議会の第一次中間答申(IoT/ビッグデータ時代に向けた新たな情報通信政策の在り方)において提言された、日常生活に身近なIoTのリファレンスモデルを構築し、IoTサービスの普及展開を図ることを目的とした事業だ。
具体的には、多様な分野の事業者が、IoTサービスの普及に当たって克服すべき具体的課題を特定した上で、日常生活に身近な分野におけるIoTサービスのリファレンスモデルを構築し、当該課題の解決に向けた検証を行うもの。
決定内容
平成28年3月29日(火)から同年4月28日(木)まで公募を行ったところ、73件の提案があった。今回、別紙1の構成員から構成される「IoTサービス創出支援事業の評価に関する会合」における評価を踏まえ、以下の8件を委託先候補として決定した。
なお、各委託先候補の提案の概要は別紙2のとおり。
No | 代表提案者 | 事業名 | 実施地域 |
---|---|---|---|
1 | 一般社団法人救急医療・災害対応無人機等自動支援システム推進協議会 (略称:EDAC) |
救急医療・災害対応におけるIoT利活用モデル実証事業 | 福岡県福岡市 |
2 | 合同会社ゼロワン 研究所 |
スマートホームを想定した連携IoT機器のセキュリティ検証用テストベッドの構築 | 東京都目黒区、 沖縄県那覇市 |
3 | 株式会社HAROiD | テレビのIoT化とオーディエンスデータ連携による地域経済活性化実証プロジェクト | 静岡県及び関東 地方 |
4 | 本田屋本店有限会社 | 会津若松スマートウェルネスシティ IoTヘルスケアプラットフォーム事業 | 福島県会津若松市 |
5 | 株式会社つくばウエルネスリサーチ | インセンティブ付きIoT健康サービスの有料化挑戦事業 | 新潟県見附市、福島県伊達市、大阪府高石市、栃木県大田原市、千葉県浦安市、岡山県岡山市 |
6 | 株式会社電通 | 学校授業のための学習空間状態と事前学習理解度の最適化 | 神奈川県南足柄市 |
7 | 株式会社アグリガーデンスクール&アカデミー | 発酵土壌づくりのためのセンシングネットワークシステムとナレッジ提供のためのアルゴリズム開発 | 福岡県朝倉市 |
8 | 一般社団法人東松島みらいとし機構 | 海洋ビッグデータを活用したスマート漁業モデル事業 | 宮城県東松島市 |
【関連リンク】
・総務省
・救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(EDAC)
・ハロイド(HAROiD)
・本田屋本店(HONDAYA HONTEN)
・つくばウエルネスリサーチ(TWR)
・電通(DENTSU)
・アグリガーデンスクール&アカデミー(AGSA)
・東松島みらいとし機構(HOPE)
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