IoT向け専用通信サービスを提供するシグフォックス、発電事業者のエンジー、IoTネットワーク事業者のUnaBizは、シグフォックスのグローバルネットワークをシンガポールに配備する戦略的提携と計画を発表した。
シンガポールがそのスマート・ネーション・イニシアチブに取り組んでいる中で、提携各社は受電市場を探すためのコスト効率とエネルギー効率に優れたシグフォックスの接続機能に期待を寄せている。このプログラムでは、インフラ、諸政策、エコシステム、諸機能を動員して、スマート・ネーションを多くの分野で利用できるようにする。
同ネットワークは従来の無線ネットワークよりはるかに軽量のインフラで済み、簡便・迅速に本格展開できる利点があるため、提携3社は2017年前半までに全国規模の通信エリアを実現できると見込んでいるという。
シンガポールにおけるシグフォックスの独占ネットワーク事業者であるUnaBizは、この全国展開を先頭になって進め、同共和国におけるシグフォックスのIoTエコシステムの全体的成長を後押ししていく。
シグフォックスのルードビック・ル・モーンCEOは、同社の簡素な配備能力、シームレスな接続機能、諸規格に準拠する柔軟性によりシンガポールで迅速な本 格展開を保証し、あらゆる事業/産業分野とスマートシティーの使用事例で数多くの新アプリケーションを切り開くことができると述べている。
2015年にエンジーはシグフォックスの少数株を取得し、ベルギーでシグフォックスの接続ソリューションを提供する全国規模の独占ネットワーク事業者としてエンジーM2Mを設立した。エンジーはその他の国々でも、ボイラーのリモートモニタリング、熱分布の計測、スマート照明など、開発中の多様なプロジェクトで、シグフォックスのソリューションを使用している。
シグフォックスは2016年、30カ国以上に同社ネットワークの通信エリアを設ける計画だとしている。
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