ファーウェイ、ソフトバンクと 4.5G移動体通信技術「TDD+」の共同研究開発に関する覚書を締結

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)と、次世代移動体通信技術としてファーウェイが提案する「TDD+(TDDプラス)」向け高度化技術の実証実験、技術評価及び研究開発をソフトバンクの通信ネットワークにおいて共同で行うことに合意した。

スマートフォンやタブレット端末の普及により、モバイル・ネットワークのトラフィックはめざましい速度で急増している。TDD周波数帯域を保有するソフトバンクは、最速、最高のユーザー・エクスペリエンスを消費者に提供することを目指し、日本でいち早くTDDと互換性のあるAXGPネットワークの構築に取り組んできた。

新たに、世界のTDD市場をリードするファーウェイの先端研究から生まれた「TDD+」を共同で研究開発することにより、現在のAXGPネットワークに対し、周波数利用効率を5倍程度向上させることが可能となる。

ソフトバンク常務執行役員の牧園啓市氏は次のように述べている。
「今回研究開発を進める技術は、次世代ネットワークのトレンドになります。現在ソフトバンクが検討を進めている次世代のモバイルネットワーク網の構築にあたり、ファーウェイとの4.5G技術の共同研究は、とても有意義なものになると期待しています」

世界で2011年にTDD-LTEネットワークが商用化されて以来、同ネットワークの利用者数は2億人に達している。通信事業者は第5世代移動体通信技術(5G)を先取りした「TDD+」の導入により、新たな収益機会を獲得し、モバイル・ブロードバンド・ビジネスの収益性を高めることが可能となる。

ファーウェイ ワイヤレス・ネットワーク プロダクトライン担当プレジデントの汪涛(デビッド・ワン)は、「5Gへの布石ともなるファーウェイの『TDD+』は、周波数利用効率の向上、TCO(総所有コスト)の削減、そして新たなサービスの提供を可能にすると同時に、ユーザーによりストレスの少ない通信環境を提供します。今後も技術革新への飽くなき追求を続け、接続率No.1を掲げるソフトバンクとともに、よりつながった世界の実現に向けて取り組んでいきます」と述べている。

中国や欧州で複数の通信事業者が「TDD+」の導入を予定している。

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