情報技術開発株式会社(以下、tdi)およびtdiグループは、2016年10月、企業のIoTを活用したビジネス創出をサポートする、IoTソリューションを本格開始する。
経済産業省の商務情報政策局が2015年2月に作成した「IoT時代に対応したデータ経営2.0の促進のための論点について」によれば、IoTでつながる機器の台数は、2013年の30億台から、2020年には250億台まで急速に増大し、これまでインターネットに接続されていなかった自動車や家電、電力メーター、産業機器などがつながることで、新たな製品やサービスの創出が期待されると指摘されている。
このような時代背景をもとに、同社グループは、これまでエンベデッド・ユビキタス事業で蓄積した要素技術(センサーデバイス・通信を制御するための組み込みソフトウェア開発の専門技術)を技術基盤として、農業ハウスなどの屋内環境情報をセンサーで検知し遠隔監視・制御する「遠隔監視制御システム」や、屋外の温度・気圧・PM2.5などをリアルタイム観測する「環境観測BOX」を手掛けてきた。今回、企業のIoTを活用したビジネス創出をサポートする、IoTソリューションを本格開始するという。
「IoTソリューション」の概要
同社グループのIoTソリューションは、「IoTスタートサポート」「IoTセンサーデバイス」「IoTプラットフォーム」の3つの領域から支援する。センサーデバイス関連の専門技術を持つシステムインテグレーターの強みを生かし、顧客が新たなビジネスを創るためのIoT活用を、企画から開発、分析まで総合的に提案する。
IoTスタートサポート
- 「IoTビジネスを推進したいけれど、何から始めればよいのか明確になっていない」という状態でも、技術者視点から実現性を踏まえながら、ビジネス企画を支援。
- サービスのビジネス化に向けて、実際のIoTサービスのコア部分を製作するPOC(Proof of Concept:概念実証)を行うので、スピード感をもってアイデアの具体化ができる。
IoTセンサーデバイス
- 各種オリジナルIoTセンサーデバイスを活用したサービスを提供。
- 「技術に詳しくないので、どのようなセンサーを使えばいいのかわからない」という方に向けて、IoTセンサーデバイスの選定やカスタマイズ開発にも対応。
IoTプラットフォーム
センサー情報を収集する「データ収集サービス」、取得したデータを解析・分析する「データ分析サービス」を提供。
【関連リンク】
・情報技術開発(tdi)
・遠隔監視制御システム
・環境観測BOX
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