株式会社東芝 ストレージ&デバイスソリューション社は、無線LAN搭載SDメモリカード「FlashAir」(※)を活用した機器のIoT化を支援するためのWebサービス「FlashAir IoT Hub」のベータ版の提供を開始した。新サービスでは、IoTシステムを運用するために必要な、「FlashAir」を活用した機器やユーザーの登録や管理や認証、遠隔からのデータ取得や保管などを提供。なお同サービスは、株式会社フィックスターズが運営する「FlashAir」の開発者向け情報サイト「FlashAir Developers」内で展開される。
IoTシステムの運用者は同サービスを使って、遠隔地にある「FlashAir」に保存されているセンサの測定データやログデータなどをWebサイト上で取得することなどが可能になる。また、これまで「FlashAir」をIoTデバイスとして使うためには、開発者自身がLuaスクリプトを作成する必要があったが、「FlashAir IoT Hub」で提供されるライブラリを使うことでその作業を省くことが可能になり、サーバー側の独自システムの開発に専念できるようになる。
今後のアップデートで、Web API、各種クラウドサービスとの連携支援機能などを、順次提供される予定だという。
※無線LAN搭載SDメモリカード「FlashAir」
「FlashAir」は無線LAN通信機能を搭載したSDメモリカードで、デジタルカメラで撮影した写真やカードに保存されたデータを、その場で外部のスマートフォンやタブレットなどと共有できるのが特長の製品。さらに同製品は、ホームページ「FlashAir Developers」で開発者向けの技術情報を公開しており、その情報を駆使してIoT機器や応用システムを作成することが可能。
【関連リンク】
・東芝(TOSHIBA)
・東芝 ストレージ&デバイスソリューション
・FlashAir IoT Hub
・フィックスターズ(Fixstars)
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