株式会社NTTデータは、シャープ株式会社の完全子会社であるシャープビジネスソリューション株式会社(以下、SBS)が保有するシャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社(以下、SBC)の発行済株式の80%を、譲り受けることについて合意した。これに伴い、2017年1月に新体制に移行し、NTTデータSBCに社名変更する予定だという。
SBCは、シャープのスマートフォンやデジタル複合機向け等の組み込み系および業務系のソフトウエア開発・評価を中心に事業展開を行っており、組み込みソフトウエア開発において高い技術力を有している。
一方、NTTデータは、組み込みソフトウエア開発の領域を成長領域として捉え、これまで、株式会社NTTデータMSE、株式会社エヌジェーケー等のグループ会社を中心に組み込みソフトウエア開発を軸としたビジネスに積極的に取り組んできた。
今回、NTTデータは、SBCの株式を取得することで、NTTデータグループは組み込みソフトウエアに関する開発体制をさらに強化し、自動車におけるインフォテインメント領域やスマートファクトリー等のIoT領域における事業のさらなる拡大を目指すという。今後、これら事業に関するマーケットはさらに拡大することを予測しており、NTTデータグループ全体でFY2018に組み込みソフトウエア技術者2,000人体制を構築する。
また、NTTデータは同株式取得を契機に、SBCの技術力やノウハウを活用したIoT事業等のデジタルビジネスについて、シャープグループと検討を進めていくという。
【関連リンク】
・NTTデータ(NTT DATA)
・シャープ(SHARP)
・シャープビジネスソリューション(SBS)
・NTTデータMSE(NTT DATA MSE)
・エヌジェーケー(NJK)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。