日清食品、最新設備とIoTの導入によって50%以上の省人化を目指す「次世代型スマートファクトリー」の建設を発表

日清食品株式会社は、滋賀県栗東市 (りっとうし) に、関西工場 (仮称) を新たに建設することを決定した。完成 (第3期工事完了) は、2019年12月の予定となっている。なお、日清食品の新工場建設は、1996年の静岡工場に次ぐものとなる。

日清食品グループは、2016年5月に「中期経営計画 2020」を発表し、「2020年度時価総額1兆円」を目指している。本件は、その取り組みのひとつと位置付けられており、製造工場では、生産性向上と品質管理の強化を図り、BCP対策を含めた供給体制を確立することで、中期経営計画の達成を目指している。

現在稼働している滋賀工場 (滋賀県栗東市) は、西日本の主要生産拠点として1973年9月から操業しており、高効率の設備の導入や今後の拡張性が課題となっていた。

今回建設する関西工場では、自社研究所「the WAVE」の独自開発による最新鋭設備の導入とIoT技術の活用により自動化と効率化を進めることで、さらなる製品の安全性とコスト競争力の向上の実現、50%以上の省人化などにより、新工場建設に伴う減価償却費増を上回るコスト削減を目指している。

なお、関西工場は、現滋賀工場から北に約350m離れた場所に位置しており、日清食品が所有している99,865㎡の土地に建設されるものである。

日清食品の考える「次世代型スマートファクトリー」

・リアルタイムな工場の見える化を進め、人とシステムと設備の最適な融合を推進し、最大のコスト効率を図る。
・作業からCreativeな付加価値の高い仕事に転換し労働生産性を高める。
・エネルギーの効率的利用により環境負荷を軽減する。

 

名称 日清食品株式会社 関西工場 (仮称)
所在地 滋賀県栗東市下鈎 (しもまがり) 333
工場開始年月 2017年5月 (予定)
稼働予定年月 2018年8月 第1期操業開始予定(2019年12月第3期操業開始予定)
生産品種 カップ麺、袋麺
敷地面積 99,865㎡
工場延床面積 113,368㎡
生産能力 (日産) 315万食 (第3期操業開始後)
設備投資額 575億円 (第3期工事完了時)

【関連リンク】
 日清食品(NISSIN)

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