アドバンテックは、8月27日、Intel(R) Quark(TM) SoC x 1000搭載 IoTゲートウェイUBC-221を発売した。
UBC-221は、Intel(R) Quark(TM) SoC x1000プロセッサを搭載した、コンパクト、高機能、マルチ接続が可能なゲートウェイだ。スマートシティ時代において、駐車場、セキュリティおよび監視だけでなく、工業用制御などのIoTまたは自動制御アプリケーションに適している。
■IoT用途に最適な、小型かつあらゆる接続方式への対応
UBC-221は、Intel(R) Quark(TM) SoC x1000プロセッサを搭載し、IoT開発のために特別に最適化されている。
同製品は、1 x UART, 2 x GPI, 2 x GPO, 2 x 10/100 Ethernet (1つはPower Over Ethernet (PoE)をサポート), 1 x USB, 1 x MiniPCIe, 1 x SDおよび1 x 12V DC入力に対応。
また、オンボードMiniPCIeの搭載で、Wi-Fi,3G/4G, BluetoothおよびZigBeeのようなワイヤレス接続もサポート。UBC-221は、豊富なI/O設計により、センサを接続し、さらなる処理のためネットワークを介してクラウドサーバに生データを渡す通信ブリッジとして機能する。
UBC-221は、ファンレスで、最大消費電力が2.8Wと低消費電力を実現。取り付け方法も柔軟で、VESA,DINレールおよびウォールマウントに対応し、容易に複数台のIoTゲートウェイデバイスの展開が可能だ。
■Yocto Linux OSをサポート
アドバンテックは、ソフトウェア開発者がUBC-221向けのカスタムソフトウェアの製作や、リリース前のアプリケーションの評価ならびにテストができるよう、スタンダードなYocto Linux ボードサポートパッケージ(BSP)およびプリパッケージされたイメージを提供。
加えて、Intel(R) Quark(TM)は、開発者がWebサーバを構築するために使用できるWebサーバパッケージをサポートしており、これにより、ユーザーがWebブラウザ経由でリモートでUBC-221にアクセスすることができるようになる。
なお、従来のシステム設計をしている顧客用に、アドバンテックはUBC-221と同様のI/Oを搭載したIntel(R) Quark(TM) SoC x1000 2.5インチシングルボードコンピュータであるRSB-3850も9月中旬より提供可能。標準的なPico-ITXフォームファクタに準拠しているので、RSB-3850は容易に追加のシステム周辺機器の統合ができ、さまざまなタイプのシャーシ設計にも適合させることができる。
詳細は下記ページ参照。
http://www2.advantech.co.jp/Embedded-Boards-Design-in-Services/risc-computing-platforms/IPBased.aspx
■特長
・Intel(R) Quark(TM) SoC x1000 400MHzプロセッサ
・オンボードDDR3 512MB メモリおよび 4MB SPI flash
・1 x USB 2.0, 1 x PCIe, 2 x 10/100 LAN (1 LAN は PoE class 3対応)をサポート
・2 x GPI, 2 x GPO, 1 x 4線式 UARTをサポート
・低消費電力およびファンレス設計
・Yocto Linux BSPサポート(kernel v3.8.7)
■UBC-221 製品ページ
■販売価格
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