NECネッツエスアイ株式会社および、株式会社FIXERは、日本マイクロソフト株式会社が提供するパブリッククラウドである Microsoft Azure上にIoTで求められるデータ収集から見える化までのさまざまな機能やデータ分析のための機械学習などを実装した「IoTプラットフォームサービス on Azure」を共同開発し、2017年4月から提供する。
また、「IoTプラットフォームサービス on Azure」提供と同時に、NECネッツエスアイは、Microsoft Azureにインターネットを介さず閉域接続でき、通信経路の安定性と高いセキュリティを確保可能なオプションサービス「ネッツワイヤレス ダイレクトアクセス for Azure」の提供を2017年4月から開始する。
これらのサービスをパッケージ化して提供することにより、顧客は、モバイル回線からシステム活用、運用までワンストップで利用できるため、Microsoft Azure上でのPoC(Proof of Concept)環境の構築、評価などを手軽に実施することができる。
今後、NECネッツエスアイとFIXERは日本マイクロソフトとも連携し、Microsoft Azureを活用した企業のIoT活用ソリューションの展開に向けたサービス開発、マーケティング活動を3社共同で推進・展開していくという。
「IoTプラットフォームサービス on Azure」サービス概要
特長は以下の通り。
- Microsoft AzureのPaaSサービス機能を利用し、IoTに求められるデータ収集から蓄積、見える化までの基本機能を提供。
- 見込みの立てづらいクラウドサービス特有の機能別の従量課金をモデル毎にプラン化しシンプルな価格で提供。
- サービスに最適化したゲートウェイ機器やNECネッツエスアイの法人向けモバイルネットワークサービス「ネッツワイヤレス」(注1)をセット化し、デバイス接続から通信回線までワンパッケージで提供。
- FIXERのMicrosoft Azureの24時間365日の運用監視サービス「cloud.config」により、Microsoft Azure上のサービス稼働監視を行い、プラットフォームの安定性を確保。
- データ活用のための分析・解析、AI・機械学習機能などを、顧客のニーズや課題に合わせてデザインし、機能拡張が可能(オプション)。
※顧客の用途や構成・要件により、費用が変わる。
※同サービスは2017年4月からサービス提供開始予定。
「ネッツワイヤレス ダイレクトアクセス for Azure」サービス概要
特長は以下の通り。
- モバイル回線からのMicrosoft Azureへの接続工事が不要で、素早く閉域接続の開始が可能
- モバイル回線単位のオプション課金のため、リーズナブルなコストで利用可能
- Microsoft Azure上のパブリックサービス(PaaS)とプライベート環境(IaaS)それぞれの閉域接続に対応。
オプション費用(モバイル回線あたりの追加料金)
パブリック(PaaS)アクセス | 1回線あたり300円(税抜)~ |
プライベート(IaaS)アクセス | 個別見積もり |
※2017年4月は「パブリックアクセス」プランのみの提供。
※東日本リージョンへの接続の場合。
※通信可能なデータ容量はネッツワイヤレスの契約プランと同じ。
※「プライベートアクセス」プランは、顧客にて日本マイクロソフトとExpressRouteサービスの契約が別途必要。
【関連リンク】
・株式会社FIXER
・NECネッツエスアイ(NESIC)
・フィクサー(FIXER)
・マイクロソフト(Microsoft)
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