情報技術開発がクラウドインテグレーターへシフト、ITエンジニアの約50%をクラウドエンジニアに

IoT、AIを中心に“情報技術で未来を創造”する独立系システムインテグレーターの情報技術開発株式会社は、2017年1月30日、クラウドを含む全てのITリソースをまとめて顧客に提供できるクラウドインテグレーターに変わるべく、2020年までに同社のITエンジニアの約50%にあたる400名を、クラウドエンジニアとしてスキルシフトする計画を発表した。

同社は、システムインテグレーターとして、多くのシステム開発を手掛けてきたが、近年、システムをよりスピーディに高品質で顧客に提供することが求められている。また、システム開発の短納期化を実現するためには、クラウド基盤を欠かすことはできない。これらの顧客の要望に応えるため、同社はクラウドを含む全てのITリソースをまとめて顧客に提供できるクラウドインテグレーターへとシフトするという。

クラウドインテグレーターとして、継続的に顧客にサービス提供するため、クラウドエンジニアの増員およびスキル強化を行う。増員のため、2020年までに同社のITエンジニアの約50%にあたる400名を、クラウドエンジニアにシフトする計画だという。また、クラウドエンジニアのレベルを以下の4つに分け、各エンジニアが、より上位レベルにスキルアップするように育成する。

  1. クラウドビギナー
    クラウドの基本的な知識を持ち、クラウドを利用したシステムにおいて、クラウドで提供されるインフラやその他のサービスをスムーズに利用可能であり、問題なくアプリケーション開発を行うことができる。
  2. クラウドアソシエイト
    クラウドのプラットフォームでアプリケーションやインフラを設計/構築するための専門的な技術スキルを保有する。またはクラウドにおけるアプリケーションの開発と保守の技術スキルを保有する。
  3. クラウドスペシャリスト
    クラウドのプラットフォームでアプリケーションやインフラを設計/構築するための高度な技術スキルを保有する。またはクラウドにおけるシステムのプロビジョニング、運用、管理における高度な技術スキルを保有する。
  4. クラウドアーキテクト
    ビジネス上の問題解決や新手法開発のために、システム全体を俯瞰し、クラウドの特性を活かしたアーキテクチャを設計できる。顧客の要求を満たしたデザインを行い、システムの設計、開発において技術面で総合的にリードする。

また、全社横断でこの施策を実行するため、COE(Center Of Excellence:中核的研究拠点)を構築し、このチームが人財育成及び営業支援を推進していくという。

【関連リンク】
情報技術開発(tdi)

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