大興電子通信株式会社と日本通信株式会社はIoTのMVNO事業で提携し、幅広い法人顧客向けにセキュアなモバイル回線の提供を開始する。国内最大のカバレッジキャリア(ドコモ網とソフトバンク網)である日本通信と同社のパートナーシップで、機械をつなげて生産性をあげるIoTの経営効果を法人顧客に届けるという。
同社では2016年9月より、同事業のマーケティング活動を開始してきた。IoTのMVNO事業参入にあたり、既存ISDN回線のバックアップ用にモバイル専用線の提案活動から開始するとともに、下記業務・業種へ提案活動を推進するという。
- 医療機器をはじめ、産業機器の稼働状況の遠隔監視・動体検知用途として
- 小売店舗のテナントなど、有線回線を敷設できない環境でのモバイル回線として
- 災害現場など、セキュリティを担保しつつ緊急連絡用の回線として
モバイル専用線とは、日本通信が保有する特許技術のひとつ。通信する端末からインターネットに出ないモバイルネットワークに接続し、日本通信のネットワークを介して顧客のネットワークにVPNや専用線で接続する。この間、インターネットに一切出ることのない閉域網として構築することが可能。セキュリティ面では、有線の専用線と同様のサービスを無線(モバイル)で実現することができる。有線のネットワークをモバイルにするだけで、線があるという制約がなくなり、無線ならではのサービスが実現できる。
同社は提案活動、日本通信はプラットフォーム開発・提供に専念し、両社がそれぞれの強みを活かしスクラムを組むことで、企業価値の最大化に努めていくとしている。
【関連リンク】
・大興電子通信(DAIKO DENSHI TSUSHIN)
・日本通信(JCI)
・DAiKO「モバイル専用線サービス」
・NTTドコモ(NTT docomo)
・ソフトバンク(SoftBank)
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