リアルタイム・データのグラフィックな可視化と監視を行う株式会社 SL ジャパンは、同社のRTView製品が、富士通株式会社のFUJITSU Software連携パートナープログラムに登録されたことを発表した。今回登録された連携ソリューションは、複数の現場からFUJITSU Software Enterprise Postgres(以下、Enterprise Postgres)に集約されたリアルタイムな異種IoTデータを、RTViewのJDBC対応のSQLデータ・アダプタで接続し、グラフィックに可視化して監視するダッシュボードを極めて短時間でカスタム構築できるものだという。
SL社のRTViewは、リアルタイム・データのグラフィックな可視化と監視ダッシュボード・ツール。ポイント&クリックで簡単操作のビルダーを使って、Enterprise Postgresに集約されるさまざまなIoTデータをメニュー選択するだけで高速にインメモリ・キャッシュで表示。
コンテンツリッチながらもシンクライアントな監視ダッシュボード画面を、アラートと対応アクション、ヒストリアン(履歴)などの高度な機能とともに、ユーザのビジネスやサービスに応じて完全に「カスタム」構築できる。そして、ビルダーで対話的にカスタム定義した構成ファイルは、変更することなくデスクトップまたはブラウザで透過的に運用可能だとしている。
Enterprise Postgresは、オープンソースのPostgreSQLをベースに導入・運用のしやすさ向上と「セキュリティ」「性能」「信頼性」を強化しており、並列検索機能やインメモリ機能による高速処理、透過的データ暗号化技術や自動切換えによるデータベース二重化機能など、リアルタイムなIoTデータの集約に適しているという。
富士通が培ったデータベース技術によりデータ保証機能や情報漏えいに対するセキュリティ機能が強化されており、さらにベースとしているPostgreSQLや周辺ツールも含め、富士通が製品機能を長期間にわたり保証している。PostgreSQLで作られたアプリケーションを、信頼性・安全性が求められるIoT関連システムに適用できる。
富士通のEnterprise Postgresとの連携によって、複数の工場やビル、データセンター、事業所から集約されるさまざまなIoTデータをリアルタイムに可視化して監視するダッシュボードを極めて短時間で構築でき、富士通による最高水準の性能ならびにサポート体制によって、安心して長年使用できるソリューションを実現するとしている。
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