ITソリューションプロバイダのNSW(日本システムウエア株式会社)は、オラクルの提供する課金管理ソリューション「Oracle Communications Billing & Revenue Management」とNSWのIoTクラウドプラットフォーム「Toami」を連携し、IoTサービスにおけるマネタイズ機能の提供を本日より開始した。
IoT化が進む中、製造業や農業などの様々な業界において、従来の“モノの売り切り型ビジネス”から、その後のメンテナンスやデータ分析などを含めた“サービス型ビジネス”へのシフトが始まっている。
そこには課金管理(マネタイズ)の仕組みが不可欠で、IoTサービス事業者は独自に課金管理の仕組みを構築する必要があった。
今回、通信業界向けの課金管理ソリューションである「Oracle Communications Billing & Revenue Management」を製造業や農業分野をはじめとするIoTサービス事業者向けに応用することで、「Toami」で管理するユーザ情報やセンサー・機器から収集した各種情報をもとに、アカウント管理やサービスの利用実績に応じた従量課金や段階課金などの課金管理、収益管理が行えるようになる。
また、分析機能により、顧客との接点構築に向けた施策を立てることも可能だ。
NSWは同サービスの提供と併せて、Toamiで収集した各種データを活用し、マネタイズに向けた分析やより最適なビジネスモデルの提案など、エンタープライズIoTビジネスのトータルサポートを提供する。
また、同サービスの導入支援から課金代行、IoTサービス全般の運用代行にも対応する。
なお、NSWは9月30日(水)~10月2日(金)に東京ビックサイトで開催される「IoT Japan 2015」(東4~6ホール ブース番号:10-53)において、「IoTマネタイズサービス」を紹介している。
■「Toami」(Powered by ThingWorx )について
IoTサービスを開発・構築するための専用プラットフォーム。収集したデータの見える化や機器制御をはじめ、データ分析などが行える。
デバイス管理やデータ管理、外部連携機能などを網羅したノンプログラミング開発基盤により、開発効率の大幅な向上とコスト削減を実現している。
■「Oracle Communications Billing & Revenue Management」について
リアルタイムでの従量課金、請求処理により、需要予測等に基づく収益管理を可能とする通信業界向けソリューション。
複雑かつ大容量データ処理を可能とし、時間やイベント、ダウンロード、トランザクションやボリューム単位など、測定可能な任意の指標を組み合わせてルールを設定・管理することで最適なマネタイズ管理を選択できるほか、利用期間に応じて料金を支払うサブスクリプション方式からレベニューシェアまで様々な課金方式を設定できる。
http://www.oracle.com/jp/industries/
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