パナソニック株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社、および大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、カメラシェアリングサービス「PaN」の実証実験を、京都の大本山建仁寺(以下、建仁寺)および圓徳院(以下、圓徳院)の協力のもと実施すると発表した。
カメラシェアリングサービス「PaN」とは、「Photo and Network」の略。パナソニックの「撮影技術」とNTTコミュニケーションズの「クラウド・ネットワーク技術」を連携させたシステム。観光地や遊園地、イベント会場などに設置されたカメラを顧客がシェアして利用できる新しいサービスとして提供している。撮影した写真は自動でインターネット上(クラウド)に保存され、簡単にダウンロードすることが可能だという。
今回の実証実験では、建仁寺および圓徳院の入り口で配布される撮影カードを使って、撮影スポットに設置された「PaN」カメラで自撮り撮影を行うことができる。1枚の撮影カードを使って、寺院内に設置された全てのカメラで撮影が可能。撮影した写真はデータおよびプリントとして購入することができる。
両寺院には、DNPの写真プリント・販売システム端末を設置。「PaN」で撮影した写真は、クラウド上に保存されることに加え、その場でプリントも可能。特殊なアングルからの写真だけでなく、背景合成写真(ブルーバック)など、「通常では撮影できない」写真による付加価値も提供するという。
建仁寺および圓徳院で同時開催することで、一方の開催地の顧客をもう一方に誘導する効果を検証するとしている。
- 開催期間:2017年4月25日(火)~2017年4月30日(日)
- サービスの利用時間:10:00~17:00
- 場所:建仁寺、圓徳院
- 撮影サービス料金(税込):撮影データ(※1)600円/撮影スポット、プリント 600円/枚、全撮影データ+プリント1枚(※2)1,000円
※1: 1個所の撮影スポットで複数枚撮影した場合、全ての写真データのダウンロードが可能
※2: 寺院ごとに撮影した全ての写真データのダウンロードと、そのうちの1枚のプリントが可能
【関連リンク】
・大日本印刷(DNP)
・パナソニック(Panasonic)
・NTTコミュニケーションズ(NTT Communications)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。