ファーウェイ(Huawei、華為技術)とハマド国際空港(HIA)が覚書に調印し、空港のデジタル革新を目指す正式の戦略提携関係となった。
覚書は、IoTと自律機械分野などの最先端技術を利用し、実際の経営課題と機会に取り組むコンセプト、プロトタイプ、ソリューションを共同でつくり出すHIAとファーウェイの幅広い協力枠組みを定めている。目的はハマド国際空港のデジタル改革を加速し、航空輸送業界の利益拡大のためにソリューションをコミュニティーと共有すること。HIAはこの協力を通じて、乗客体験の改善、セキュリティーとコミュニケーションの強化、経営効率の向上を目指すという。
カタールのドーハにあるハマド国際空港は、ロンドンの航空サービス調査会社で、空港と航空会社のランキングで乗客の声を伝える代表的基準になっているSkytraxの権威ある「5スター空港」に認定され、一流のグローバル空港に仲間入りした。HIAは評価の高いこのタイトルを得た中東で初めて、世界では6番目の空港になった。ハマド国際空港はまた、Future Travel Experience Awards – Asiaの「West Asia-Best Airport(西アジア最高の空港)」賞を2015年と2016年の2年連続で受賞した。
ファーウェイは世界中の空港、航空会社、航空管制当局に、デジタル変革を達成してサービス能力、運営効率、収益の向上を可能にする広範なICTソリューションを提供している。これらのICTソリューションは屋内/屋外モジュラー・データセンター、サーバー、記憶装置、集中型クラウドプラットフォーム、ビッグデータ分析プラットフォーム、統合有線/無線通信ソリューションなどである。
ファーウェイは2016年末までに、世界40以上の空港、航空会社、航空管制当局にICT製品、ソリューション、サービスを提供した。これには年間利用客が3000万人を超える15以上の世界的な空港が含まれるという。
【関連リンク】
・ファーウェイ(Huawei/華為技術)
・ハマド国際空港(HIA)
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