株式会社ボーンレックスは、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズの共同事業開発プログラム「39works」の一環として、IoTハードウェアプロダクトの製品化サービス“39Meister”を、10月5日より提供を開始した。
同サービスは、ボーンレックスが株式会社NTTドコモと共同で開発した生産管理システムにより実現する。
ベンチャー企業が独自のハードウェアプロダクトを開発するためには、回路の設計や筐体の試作、動作検証といった工程が必要となる。さらに、数百ロット以上を生産する量産は、試作とは異なるノウハウが必要となり、多くのベンチャー企業にとっては難しい工程となっていた。
一方、電子回路や筐体の設計、量産を得意とする製造関連企業が、日本には数多くあると言われている。長年の経験により蓄積されたものづくりに関する技術やノウハウを、ベンチャー企業に対して提供できる機会はこれまで多くなかった。
また、互いの専門領域が異なるために、コミュニケーション方法や工程管理を特に工夫する必要があった。
■39Meisterの概要
ボーンレックスが提供する39Meisterでは、ものづくりに関して専門的な技術を持つ企業をアライアンスパートナーとして迎え、ベンチャー企業の試作や製造を各フェーズに応じて受託するプラットフォームを提供する。
同サービスの提供にあたり、NTTドコモとボーンレックスは、セキュアかつ効率的な生産を管理するクラウドシステムを共同で開発した。これにより、ハードウェア開発工程や製造の効率化を実現し、ベンチャー企業のモノ作りの工期短縮や低コスト化を実現。
また将来は、IoTハードウェア開発に必要な通信モジュールやIoT関連のAPIの提供により、さらなるハードウェア開発や製造の効率化を目指していく。
■一貫したIoTハードウェアの生産受託サービス
ハードウェア製造を工程単位で受託し、アライアンスパートナー企業が各工程における実業務を行う。
※パートナー企業の例:回路設計企業、プロダクトデザイン企業、試作検証企業、EMS(量産)企業など
【関連サイト】
・株式会社ボーンレックス
・株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
・39works
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