経産省、ロボット革命イニシアティブ協議会(以下、RRI)は、中堅・中小製造業が簡単に低コストで使えるIoTツール・IoTレシピを募集し、応募のあったツールやレシピ情報を「スマートものづくり応援ツール・レシピ」として取りまとめ、公表した。
IoTの活用による製造業の新たなビジネスモデルの創出が始まっている中、IoTで何ができるのか、どのようなデータをどう活用したらいいのかなど、悩みを抱える中堅・中小製造業は多い。
経産省は、そんな悩みを抱える中堅・中小製造業が、IoTは「高度で手の届かない」という認識を捨て、より簡単に安く使える業務アプリケーションやセンサーモジュール等のツールを着実に活用できることが望ましい姿だとして取り組みを行っている。
これまで経済産業省ではRRIと協力し、「WG1:IoTによるビジネス変革WG」において製造業全般におけるIoT活用の推進を行ってきた。昨年には、中堅・中小製造業がより簡単に、安く使える“IoTツール”の募集を行い、106件を「スマートものづくり応援ツール」として公表した。
そして今回、2回目の試みとしてIoTツールの募集に加え、個々のツールが「つながった」仕組みである“IoTレシピ”を全国から発掘する取り組みを行った。
中小製造業経営者を中心とする選定委員会を踏まえ、応募・提案された中から96件のツールと28件のレシピを選定し、RRIのHPで公表した。
【関連リンク】
・「スマートものづくり応援ツール・レシピ」公表ページ
・経済産業省(METI)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。