イー・ガーディアン株式会社の子会社であるEGセキュアソリューションズ株式会社とディーアイエスソリューション株式会社は、セキュアなIoT環境を提供する「無線LAN脆弱性診断サービス」を本日開始した。
情報家電や自動車、オフィス機器、工場設備などあらゆるモノがネットワークを介してつながるIoTのセキュリティは重要な経営課題となっている。
情報処理推進機構(IPA)がまとめた「情報セキュリティ10大脅威2017」には、個人部門で「IoT機器の不適切な管理」、組織部門で「IoT機器の脆弱性の顕在化」が含まれている。
両社は、このような市場のニーズを受け、ディーアイエスソリューションの無線LANの技術とEGセキュアソリューションズのセキュリティの知見を組み合わせ、専門スタッフが現地にて管理外の無線アクセスポイントの存在を調査し、不正アクセスにつながる危険性が無いかをレポートで提出する「無線LAN脆弱性診断サービス」を開始するに至った。
現在話題となっている無線LANのWPA2プロトコルに対する攻撃手法「KRACKs」対策においても、LAN側の設定を確認することにより対策済みのバージョンであるか否かの確認が可能だという。
「無線LAN脆弱性診断サービス」は、オフィスや工場設備内などに設置された無線LAN 環境に潜む脆弱性やリスク、不正アクセスによる脅威を調査するサービスだ。
たとえば管理者以外によって設置された無許可の無線アクセスポイントによる不正アクセスや、成りすましによる社内PCへの接続などを回避する。サービスの主な内容は以下の通りだ。
- 脆弱性が指摘されている暗号化方式を無線LANに設定されていないかの調査。
- 無線機器の設定内容や物理的なチェックの実施。
- 無線LANアクセスポイントが管理者以外により設置されていないかの調査。
- 現地で調査した情報を解析し、レポートを作成。
【関連リンク】
・イー・ガーディアン(E-GUARDIAN)
・EGセキュアソリューションズ(EG Secure Solutions)
・ディーアイエスソリューション(DIS Solution)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。