米PTCは、本年1月17日、主要ソリューションおよびThingWorxインダストリアル・イノベーション・プラットフォームの新規ライセンスについて、一部を除く全世界でサブスクリプションのみで2019年1月1日より提供することを発表した。
PTCは昨年、北米・中南米および西ヨーロッパにおいて、2018年1月1日より永久ライセンスからサブスクリプションへ移行することを発表していた。
既存の永久ライセンスおよび永久ライセンスサポート契約の更新は、引き続き全世界で継続されるということだ。
PTC社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・ヘプルマン(Jim Heppelmann)氏は、次のように述べている。
「段階的導入の際、サブスクリプションライセンスは顧客から支持を受け、2017年度の新規ソフトウェアブッキングの70%がサブスクリプションでした。エンタープライズソフトウェアをサブスクリプションとして提供することは、業界のベストプラクティスとも一致しています。今日の激しい競争の中で顧客が成功するための価値や柔軟性を、サブスクリプションにより提供することが可能になります」
サブスクリプションを購入する顧客は、PTCのイノベーションサイクルの速さ、共有される成功へのコミットメント、クラウド展開オプション、高い柔軟性と低い初期投資などによるメリットを得られることになる。
一方、PTCは、既存の永久ライセンスからサブスクリプションへ転換するインセンティブプログラムを提供しており、顧客は利用するPTCソフトウェア全体でサブスクリプションのメリットを得ることができる。
永久ライセンスからサブスクリプションへの完全移行をPTCが発表していない一部の国は、中国、インド、韓国、ロシア、台湾、トルコがある。
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・ピーティーシー(PTC)
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