スペクトラム・テクノロジー株式会社は、「AWS IoT開発キット」の販売を本年2月9日より開始する。
同キットは、センサ、Raspberry Pi 3Bを使って、AWS IoTと接続し、メール送信、データのリアルタイム表示などを実際に体験できるというものだ。
センサ類などのライブラリの豊富なPython及びサンプルプログラムの利用により、開発期間を短縮できるという。はじめてAWS IoTを利用する人、今後導入を考えている人に適している。
目次
目的
IoTでは、あらゆるモノがつながり、インターネットを介してクラウド上でデータを共有する。その代表的なクラウド一つ、のAWS IoTを使用した開発キットを提供。AWSの豊富な機能を習得し、自社におけるIoTの早期活用により、競争力の向上に貢献する。
これまでは、SIerが実施していた業務を、自社の内製で開発できるため、コスト削減にもつながる。
特徴
同キットの特徴は以下のとおりだ。
1. 実体験できるキット
センサを使い、AWS IoTを介して、DBへのデータ書き込み、Webへのリアルタイム表示、メッセージ送信まで、一気通貫の動作を体験できるという。
2. 応用範囲の広さ
Raspberry PiのGPIOを使ったセンサ類との接続により、数多くのセンサに対応。またPythonのプログラム言語により応用が可能。
3. 開発期間短縮
ライブラリ、サンプルプログラムの利用により開発期間を短縮。また、AWSは、最初の12か月間は無料利用枠がある。
4. 安心サポート
安心なマニュアルと14日間の無料サポートを行う。AWS IoT、Linux、Pythonのはじめてのユーザーも安心して使えるという。
提供するサンプルプログラム
1. 温度、気圧センサの情報をリアルタイム表示
BMP280センサを使いMQTTプロトコルを介して、AWS IoTに接続し、AWS DynamoDBにデータを保存し、そのデータを外部ツールでリアルタイム表示する。
また、Raspberry Piでのセンサ単体試験、AWS IoT折り返し試験などのプログラムも提供し、順序だてて体験できるという。
2. スイッチを押して、メール送信
タクトスイッチを使い、MQTTプロトコルを介して、AWS IoTに接続し、AWS SNSからE-mailの送信を行う。上記同様、単体試験などのプログラムを提供
3. LED点灯
AWS IoTのshadowを使って、Raspberry Piに接続したLEDを遠隔から点灯させる。
商品内容
1. AWS IoT開発キット本体
商品内容
- プロジェクト・キット(センサ、ブレッドボード、LED、スイッチ、ジャンパなど多数)
- Raspberry Pi 3 model B
- ケース(白、黒、透明から選択可能)
- microSD 32GB
- マニュアル、プログラム
価格
40,000円(税抜き)
2. 運用サポート
- 商品内容:14日間は無料でサポート。
- 価格:無料
【関連リンク】
・スペクトラム・テクノロジー(Spectrum Technology)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
![IoTNEWS](https://iotnews.jp/wp-content/uploads/2020/02/logo_square_512.png)
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。