IoTのPaaS(Platform as a Service)事業を手掛けるAyla Networksは、情報通信サービス事業者であるチャイナテレコム(中国電信、China Telecom)が、IoTプロジェクトの基盤としてAylaのIoTプラットフォームを採用することを発表した。
これにより、中国におけるAylaの合弁企業パートナーであるサンシー・テレコミュニケーションズ(日海通訊、Sunsea Telecommunications)は、チャイナテレコムと戦略的パートナーシップを結び、Aylaの技術を基盤とするエンドツーエンドのスマートIoTソリューションをチャイナテレコムと共同開発する。
サンシーは、チャイナユニコム(中国聯通、China Unicom)との提携においても、オートモーティブ、スマートホーム、スマートシティの各分野におけるAylaの技術の採用を発表しており、今回のパートナーシップは、中国市場におけるAylaのソリューションの拡大を図るものとなる。
同時に、サンシー・テレコミュニケーションズとチャイナモバイルの戦略的IoTパートナーシップにより、両社はAylaのプラットフォームを活用した更なるコラボレーションモデルを模索している。
Aylaの合弁企業パートナーであるサンシー・テレコミュニケーションズは、戦略的買収により、IoTデバイス向けセルラーモジュールの世界市場シェア25%を占めるまでにビジネスを拡大しており、チャイナテレコムとのパートナーシップは、様々なIoTサービスとアプリケーションを手ごろな価格でチャイナテレコムの加入者に提供することを可能にするとした。
また、サンシー・テレコミュニケーションズとAylaは、Aylaのソリューションの中国市場での展開を加速するため2018年1月に合弁企業を設立している。
チャイナテレコムとサンシー・テレコミュニケーションズとのパートナーシップは、グローバルな通信市場におけるAylaとサンシー・テレコミュニケーションズの新たな取り組みの一つだ。
Aylaは、2017年9月にチャイナユニコムとの戦略的パートナーシップを発表、2018年1月には、サンシー・テレコミュニケーションズがChina Mobile IoT Company LimitedとのIoTに関する協力合意を発表した。
Aylaとサンシー・テレコミュニケーションズは、中国の大手通信事業3社とパートナーシップ契約を結んでいる。
【関連リンク】
・エイラネットワークス(Ayla Networks)
・チャイナ・テレコム(China Telecom/中国電信)
・サンシー・テレコミュニケーションズ(Sunsea Telecommunications)
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