株式会社東芝は、東芝グループの今後の成長戦略の核に「デジタルトランスフォーメーションの推進」を据え、4月1日付で、デジタルトランスフォーメーションによる全社成長戦略を牽引する最高デジタル責任者(Chief Digital Officer:CDO)を設置するとともに、コーポレート推進部門として、「デジタルトランスフォーメーション戦略統括部」を設立すると発表した。
新組織は、CDOの下、東芝グループ全体のデジタルトランスフォーメーションに関する戦略策定、全社及び個別事業分野のデジタル化に関するインキュベーション機能、IoTプラットフォーム運用設計に関する全社イニシアティブ機能を担うとともに、顧客との共創により新しい価値を創造する顧客価値最大化企業への転換を推し進める。
具体的には、東芝IoTアーキテクチャー「SPINEX(スパインエックス)」基盤の強化とともに、東芝グループが培ってきたモノづくりの知見や事業を通して蓄積した顧客側システムの運用・最適化ノウハウなどを活かしながら、AI(人工知能)やシミュレーション、セキュリティなどの先端技術を駆使したデジタル化により、スピーディかつ効率的に顧客の課題解決を実現するビジネスを積極的に展開していくという。
また、社会インフラ、エネルギーなどの様々なインダストリー領域の顧客との共創を通じ、グローバルレベルでのオープンイノベーション、アライアンスの推進を積極的に行うことで、エコシステムを形成、リードしながら、新規デジタルビジネスの創出・拡大を推し進めるとしている。
また、新組織がデジタルトランスフォーメーションの推進を主導しながら、同社の分社会社である東芝デジタルソリューションズ株式会社がIoT・AIを活用したソリューションの開発・運用を担い、4月2日付で東芝デジタルソリューションズ傘下に設立する東芝デジタル&コンサルティング株式会社が、社会インフラ、エネルギー、モビリティ領域を中心に、顧客との共創による新しい価値創造に取り組む。
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・東芝(TOSHIBA)
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