EverySense,Inc.(以下エブリセンス)は、2015年12月17日にエブリセンスが開催するワークショップで、IoTデータ交換取引所を開設し、トライアル会員サービスを運用開始する。
また、同サービスに簡単に参加可能なリファレンスプロダクトとして、先にクラウドファンディング「Makuake」にて申し込みを募集した、IoT対応汎用環境センサーサービス利用特典ポイント付き(*注1)「EveryStamp」の出荷を12月下旬から開始し、EveryStmapの一般販売は本日よりホームページから購入受付を開始する。
エブリセンスは、今後エブリセンスのサービスを通してIoTデータが取引されることで、データ提供者、データ利用者の相互利益によるシェアリングエコノミーの創出によりIoT時代の共生社会の創出を推進する。
【EverySense℠サービス概要】
EverySenseは、IoTにより接続される様々なセンサーや機器の情報を持つデータ提供者とそれらの情報を利活用するデータ利用者を仲介し、必要な人に必要な情報を、安心・安全に届けるサービスだ。
エブリセンスのサービスは、データを持っている提供者を『ファームオーナー』と呼び、そのデータを利用したいという人を『レストランオーナー』と呼んで、両者を仲介するIoTプラットフォームサービスを提供している。レストランオーナーが設定した条件を「レシピ」といい、ファームオーナーに「オーダー」として提供を呼びかける。
EveryStampを持っているファームオーナーがデータを提供すれば、データの量と質によりEverySense独自ポイントが付与される。学術研究や社内システムとして利用する場合は、ポイントを提供しない利用も可能。
EverySenseサービスで貯まった独自ポイントは、エブリセンスが提携をしているポイント交換サイト「PointExchange」を利用し、ギフト券や現金、他社のポイントに交換することが可能となる。また、貯まったEverySenseポイントを使ってデータ利用者となり、他の人のデータを入手することも可能となる。
【EverySenseサービスの安心】
エブリセンスでは、データの持ち主が提供先や価値を自分で決められる。また個人情報はブロックし、データは抽象化されるため、提供者は安心してデータの提供ができる。
また、利用者側も利用承諾を受けた抽象化データのみを入手できるので、必要以上にプライバシーや個人情報を抱え込むことなく、安心して利用できる。
【EverySenseサービスの利用形態 インフォメーションハーベスティグ】
4通りのデータ収集方法に対応。
- 各種センサーデバイス:各種センサー、IoTデバイス等が、直接Jason/http方式でEverySenseにデータを提供することが可能。各種デバイスのメーカーは、既存製品の改造することなく、同社の用意する登録サイトから自社デバイスを登録することで、自社製品のユーザーに新しい付加サービスを提供可能。また、同社ではリファレンスプロダクトとして、IoT対応汎用環境センサー「EveryStamp」の提供も開始する。
- スマートフォンから、エブリセンスが提供するアプリケーション「EveryPost」により、スマートフォンの持つ各種センサーデータの提供が可能となる。
- 工場や農場で、すでに様々なデータを取得している利用者は、エブリセンスを通じて、それらのデータを提供する事が可能。
- 各種クラウドサービスと連携したデバイスを所持者は、クラウドサービから取得したデータをクラウド間、またはユーザーコンピュータを経由してデータ提供する事が可能。
【EveryStamp & EveryStamp Monitorの提供】
EveryStampは、インダストリアルデザインオフィスで設計された汎用環境センサーデバイスだ。
エブリセンスは、センサーデータ収集用のリファレンスデバイスとしてEveryStampを開発した。
私たちの生活や行動を取りまく様々な環境情報をWi-Fiを利用しインターネット経由で簡単かつ迅速に収集し、EverySenseサーバーにリアルタイムにデータを送信する小型センサーだ。
また、同時リリースのスマーフォンアプリ「EveryStamp Monitor」を利用することで、いつでもどこでも、自身のEveryStampのデータをモニタリング可能となる。
【EveryPost(*注3)の提供】
EveryPostは、エブリセンスが提供するスマートフォンアプリで、EveryPostにより、スマートフォンの持つ各種センサーデータ(加速度、角速度、方位、歩数、モーションアクティビィティ、位置情報、磁力情報)を、利用者の自らの管理と選択のもと、必要な人に提供することが可能となる。
提供に際しては、氏名、住所、職業などの個人情報の公開・非公開も利用者が細かく設定できるほか、データ利用者の利用形態を判断して、提供可否を決定することが逐次できる。
EveryPostをダウンロードするだけで、即座にデータ提供者となり、安心安全に自らのデータをデータ利用者と共用し、新しい付加価値のシェアが可能となる。
(*注1)サービス利用特典ポイントは、他のユーザーの情報を入手する際の対価(ポイント)として利用可能。1ポイント1円換算となるが、このポイントはポイント交換サイトでの価値交換はできない。
(*注2)ファームオーナーは貯まったポイントをポイント交換サイトで金券や他の提携ポイントに交換できる。また、そのポイントを使って自分がレストランオーナーとなり他の人のデータを集めることもできる。
(*注3)EveryPostは現在AppStoreからのダウンロードを準備中。Android版は2016年に提供予定。
【関連リンク】
・エブリセンス
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