AT&Tとノキアは協業し、次世代のIoTサービスの開発、テスト、導入に着手する。運輸、健康・医療、製造、小売、農業、公益事業、家電、スマートシティなど広範な事業分野が対象になる。
サービスの商用展開は今年後半に開始。2020年第一四半期には欧州、アジア、北米、南米、中東の20カ国以上において、Nokia WINGのコアネットワークの導入が予定されている。
AT&Tとノキアは、同提携によって企業顧客に次のような利便性をもたらすとしている。
- パフォーマンスとフレキシビリティの向上、低遅延、プラットフォームの強化により、より多くの場所でより高性能なネットワークを実現。
- 1つのネットワークを複数のネットワークとして活用する「5Gネットワーク・スライシング」等により、具体的なビジネス要件に対応。
- IoTデバイスに求められる各国の規制要件に対応。
AT&TのIoT Solutions部門を統括しているクリス・ペンローズ(Chris Penrose)氏は次のように語っている。
「Nokia WINGを活用することで、大規模IoTを導入する際の複雑さが一掃され、当社の顧客はIoTの可能性を世界中で開花させることができます。また、グローバル展開されているノキアの『ワンストップのIoTサービス』ネットワーク技術により、当社は顧客のニーズにより迅速に対応することができるようになります」
ノキアのGlobal Services部門責任者サンジェイ・ゴエル(Sanjay Goel)氏は次のように語っている。
「今回の提携は、当社がグローバルなIoT市場の構築に取り組み、国境や技術の壁を越えてシームレスなコネクティビティを提供してきたことを証明するものです。AT&TはIoT分野のリーディング企業であり、真の顧客ニーズに対応されてきた実績をお持ちです。当社とAT&Tとの提携で、IoTの可能性をさらにグローバルに広げていきます」
【関連リンク】
・AT&T
・ノキア(Nokia)
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