ユカイ工学株式会社は、iPhone/iPadのための、フィジカル・コンピューティングツールキット「konashi(こなし)3.0」を2018年6月より発売を開始した。
konashiは、iOSから簡単にハードウェアにアクセスする開発環境を提供し、マイコン側のファームウェア開発をすることなく、ソフトウェアエンジニア・デザイナ・アーティストが手軽にプロトタイピングを行うツールとして使うことができる、iPhone/iPadのためのフィジカル・コンピューティングツールキットだ。
現行のkonashi 2.0は、ユーザー側のWebブラウザと、Webサイトまたはウェブサービスの相互間のやりとりを円滑にするために使われる “JavaScriptでの手軽な開発” をコンセプトの1つとし、ハードウェアの専門知識がなくとも、容易にラピッドプロトタイピングを実現できる開発キットとして、メイカーズ市場はじめ、個人、プロ、ハード開発者からアプリ開発者に至るまで、広く開発に利用されてきた。
この度発売を開始した「konashi 3.0」は、これまで通りの “JavaScriptでの手軽な開発” 、”1個からの容易な入手性” 、”求めやすい価格”に加え、 “現行konashiとの互換性確保による既存ユーザの利便性” が提供されるという。
konashiの特徴
●スマートフォン、タブレット端末からアプリで操作が可能。
●組み込みプログラミングは一切不要。当社提供のライブラリ利用で、iPhoneやAndroidなどの開発環境から開発が可能。
詳細
konashi 3.0 WEBページ
製品名 konashi 3.0 (こなし3.0)
価格 ¥3.980(税抜)
型式 YE-WPC003
サイズ 35mm x 52mm x 12mm
搭載デバイス Koshian 3.0(株式会社マクニカ)
通信インターフェース I2C、UART、SPI、PWM、GPIO、A/D、D/A、SPI
現行の konashi 2.0 との比較
1. ファーム互換性
Koshianの公式ファームウェアを使って開発したアプリケーションについては、konashi 3.0に置き換えることにより同等の機能動作を確保する。
2. ハードウェア互換性
ピンソケットのピン配置が従来品と互換。物理サイズも同一で、現行品の置き換えが容易。
3. 新機能1
DAC(D/Aコンバータ)の機能が追加。
4. 新機能2
FCCにも対応し、米国でも使用可能になった。
5. 機能強化1
GPIOのピン数が6本から8本に、またPWMを出せるピン数が3本から8本になった。
6. 機能強化2
BLEの電波強度を0dBmから+3dBmに高め、接続性を強化。
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