パスコは2月1日、商圏分析支援ソリューション「MarketPlanner(マーケットプランナー)」で、店舗開発に特化したUI(ユーザインタフェース)と、知能(インテリジェンス)を搭載したクラウド型サービスを開始すると発表した。
新サービスは、店舗開発に携わる人向けに最適化した機能やデータと、独自の候補物件評価ロジックを搭載しており、客観的な物件の評価結果を迅速に提供する。候補物件をすばやく評価できる機能、情報にアクセスしやすい機能、豊富なデータの標準搭載機能が特長としている。
![商圏判定などの画面](https://iotnews.jp/wp-content/uploads/0201pasco1.jpg)
候補物件評価の機能では、パスコ独自の候補物件評価ロジックを搭載。客観的な物件評価を迅速に提供。評価基準となるデータ種別や商圏判定条件など、顧客が蓄積してきた独自評価ロジックの採用もできる。
情報へのアクセスのしやすさについては、スマートフォン、タブレット、PCでの利用に対応しており、リモートワークや現地調査中でも欲しい情報の入手ができる。また、操作アドバイス機能を搭載しており、マニュアルがなくても操作が行える。
![人流データなどの画面](https://iotnews.jp/wp-content/uploads/0201pasco2.jpg)
データの標準搭載では、Agoopが提供する、ユーザーの許諾取得済みスマホアプリから取得した位置情報を秘匿化・統計加工したビッグデータ「流動人口データ」を搭載。従来の統計データでは分からなかった居住者や勤務者、来街者などの居住者区分の把握ができる。
国勢調査のほか、年収や貯蓄、将来人口、消費支出などの最新の統計データや人流データを利用した商圏判定も可能。歩行者専用道路を追加した最新の歩行者ネットワークデータを搭載するほか、Googleマップの表示機能を使うことで、航空写真やストリートビューが利用できるようにした。
「MarketPlanner」は、地図情報と統計情報などを重ね合わせて地域や市場の分析をシステム上で実現する商圏分析支援ソリューション。これまで、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、外食チェーン、家具インテリア販売などで導入されている。
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